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【Utopia ユートピア】大人気グラフィックノベルに隠された秘密

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Utopia ユートピア

イギリスチャンネル4制作のサスペンスドラマ。さて、そのあらすじは・・・

マニアに熱狂的な人気を誇るマーク・デイン作の「The Utopia Experiments」というグラフィックノベルには、未発売のパート2があるという。

その画集「ユートピア」をドゥームズデイコミックで手に入れたビージャン(マーク・ストバート)は、「The Utopia Experiments」のファンが集まるウェブサイトで知り合ったメンバーと一緒に見ようと、彼らを自宅へ招待した。

そのメンバーは、イアン(ネイサン・スチュワート=ジャレット)、ウィルソン・ウィルソン(アディール・アクター)、グラント(オリバー・ウォルフォード)、ベッキー(アレクサンドラ・ローチ)の4人。

ところが、その画集を探している殺し屋2人、アビー(ピエトリ/ニール・マスケル)とリー(ポール・リーディ))によってビージャンは殺されてしまう。

ビージャンとの待ち合わせ場所には行かずに、彼の家にこっそり忍び込んでいたグラントはそのシーンを目撃してしまい、画集を奪ってその場から逃げ出した。

実はその画集には、とある目的のために作られたウィルスの製造方法が隠されており、「ネットワーク」と呼ばれる組織によって探し続けられていたのだった。

ユートピア画集にかかわったイアンたちは、アビーらに命を狙われることになる。そして、画集の秘密に関係しているジェシカ・ハイド(フィオナ・オショーネシー)という女性の存在によって、事件の全貌が明らかになっていく・・・というストーリー。

シーズン1・シーズン2の各6話、全12話が配信されています。

Utopia ユートピアを見た感想

見始めた瞬間に、「これはアメリカでは絶対に作れない作品だな」と感じました。空気感とか景色とか演技の「間」とかがアメリカっぽくないんですよね。

登場するキャラクターにも「一筋縄ではいかない感」っていうのがあって、頑固なこだわりを持つ国民性を持つ国イギリスが制作したドラマだなという印象をもったのです。

ただ、ところどころにタランティーノ的なエッセンスも垣間見れたので、良い意味でアメリカ映画の要素を取り入れているんでしょうね。

この作品のテーマは「地球の人口増加」であり、虐殺以外の方法で人口増加をストップさせるための方法論が「不妊」しかないと考える組織の計画を軸に展開していきます。

どのように不妊を促進するかというと、インフルエンザワクチンに不妊ウィルスを混ぜ、それを人々に投与するという方法がとられるわけですね。

で、そのウィルスは「ジェイナス」と呼ばれていて、コーヴァット社がワクチンに混ぜ込む作業を担当しているわけです。

現実問題、人口増加っていうのは切実になってきているので、まったくのフィクションではなく、MI5だのCIAだのモサドだのが当作品で描かれているような計画を実施している可能性もあるんじゃないかと考えてしまいます。

作品内で、狂牛病や大地震はそういった計画のひとつだという描写もありますし、ケムトレイルとかのことを考えても、ただのオカルト空想話で済ませていいのか?というエピソードには、リアルな世界でも事欠かないですしね。

まぁ、陰謀説を真剣に考えだすと、ありとあらゆることが疑わしく思えてきますので、疑心暗鬼に陥って誰も何も信じられないというおそれがあるんですよね。

なので、そういう時代に生まれてしまったんだということを受け入れるしかないのかなと。

「不妊ウィルス」という設定がやけにリアルだったので、ついついそこまで考えてしまいました(笑)

Utopia ユートピアの出演女優

このドラマには多くの女性キャラクターが登場するのですが、基本的に主役はジェシカ・ハイド(フィオナ・オショーネシー)ということになるんでしょうね。

Utopia ユートピア/フィオナ・オショーネシー

そして、メインになるもうひとりはベッキー(アレキサンドラ・ローチ)でしょう。作品内ではみんなが「美人」と言っていますが、個人的には「?」という感じです。

ミルナー(ジェラルディン・ジェームズ)もキーパーソンですが、若いころのミルナーを演じたローズ・レスリーが年をとったら、ジェラルディン・ジェームズそっくりになるんだろうなと、このキャスティングにちょっと感動しました。

Utopia ユートピアのネタバレ

いきなりネタバレ行きますよ~。

人口増加を食い止めるために、フィリップ・カーヴェル(トム・バーク)が開発したジェイナスというウィルスをインフルエンザワクチンに混ぜて、ある特定の人種以外は不妊にさせる計画が実行に移されようとしていた。

その計画は「ネットワーク」という組織の「ウサギ男」と呼ばれる人物が中心になって行われている。

フィリップ・カーヴェルは、ネットワークや諜報機関が行った過去の計画を、マーク・デイン名義で「The Utopia Experiments」というグラフィックノベルに書き記した。

そして、それには未発表の続編があり、ファンサイトのメンバーであるビージャンが入手することに成功した。彼は同じファンサイトのメンバーである、イアン、ベッキー、グラント、ウィルソンウィルソンらと一緒に見ようと自宅に誘うが、自殺に見せかけて殺されてしまった。

彼が入手した「The Utopia Experiments」の続編は、部屋に忍び込んでいたグラントが奪い取っており、ビージャンを殺した殺し屋たちからなんとか逃げることに成功していた。

続編には、ジェイナスの製造方法や、その計画を実行しようとしているウサギ男の情報が隠されていることから、ネットワークはその行方を追い、少しでも秘密に近づいたと思われる者の命をかたっぱしから奪っている。

その実行役を担っているのがアビー(ピエトリ/ニール・マスケル)とリー(ポール・リーディ)の二人だった。

ふたりは続編を探しつつ、ジェイナスに深く関わっているカーヴェルの娘、ジェシカ・ハイドも同時に見つけ出す任務を与えられていた。

ユートピアの秘密に触れたイアンとベッキーは、身に覚えのない罪を被せられた。アリバイがあったため釈放されたのだが、そのあとベッキーの家に身を隠していたとき、そこに突然ジェシカ・ハイドが訪ねてきた。

彼女は48時間以内に今までの過去はすべて捨てるように告げ、3人をその場から連れ出した。その後、イアンらはグラントと連絡をとり落ち合うことに成功。以後、5人で行動を共にするようになる。

一方、ジェイナスの散布計画も着々と進められていた。

インフルエンザワクチンにジェイナスを混合させるのはコーヴァット社が行い、保健省の大臣(アリステア・ペトリー)とその政務秘書マイケル・ダグテイル(ポール・ヒギンズ)らが行政上の準備をすすめていた。

「The Utopia Experiments」の続編に記された「ウサギ男」の情報によると、その頭文字は「L」ということ、お腹に「兎」の文字が刻まれていることなどがわかった。それをヒントに、イアンたちはウサギ男を探し出すべく行動を開始した。

実は、ウサギ男というのは本当の黒幕の正体を撹乱するために、計画に賛同した側近が影武者のように作り上げたニセの人物像であり、本当のウサギ男はMI5のミルナー(ジェラルディン・ジェームズ)だったのだ。

さらに、ジェイナスが隠されている場所は、ジェシカ・ハイドの体内だという事実も彼女は掴んでおり、アビーらにジェシカを探させているのだった。

・・・という流れでストーリーは進んでいくのですが、ここからさらに話は展開していきます。

アビーの本名がピエトリだということや、彼の出生の秘密が判明したり、ウィルソン・ウィルソンの内側に狂気が宿ってきたり、ベッキーの病気の事実が知らされたりと、「おぉ!」と唸る場面が次々と畳み掛けられて行きます。

シーズン3の制作はないという発表がされていますので、シーズン2で完結ということみたいですが、ラストの含みをもたせたシーンは、今後の展開を予測させる素晴らしいものになっています。

途中まで散らばったエピソードがつながってこなくて、「ん?」と思うことも多いですが、それらが一本の糸で結びついてきてからは、目が離せなくなってしまいますよ。

残虐なシーンもあるので、そういう場面が大丈夫な人にはかなり楽しめるドラマだと思います。

出演者一覧

  • ウィルソン・ウィルソン(アディール・アクター)
  • マイケル・ダグテイル(ポール・ヒギンズ)
  • アビー(ピエトリ/ニール・マスケル)
  • ジェシカ・ハイド(フィオナ・オショーネシー)
  • ベッキー(アレキサンドラ・ローチ)
  • イアン(ネイサン・スチュワート=ジャレット)
  • グラント(オリバー・ウォルフォード)
  • ゴルスキー(デビッド・カルダー)
  • ジェン(ルース・ジェメル)
  • マリウス(エミル・ホスティナ)
  • アリス(エミリア・ジョーンズ)
  • フィリップ・カーヴェル(トム・バーク)
  • アントン(イアン・マクダーミド)
  • リー(ポール・リーディ)
  • テレンス(スティーブン・ロバートソン)
  • 売春婦アーニャ(アンナ・マデリー)
  • コンランレッツ(スティーヴン・レイ)
  • ミルナー(ジェラルディン・ジェームズ)
  • 大臣(アリステア・ペトリー)
  • レッツ(ステファン・レア)

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