洋画 ホラー&サスペンス

【ザ・インシデント】何を伝えたいのかわからない作品

投稿日:

ザ・インシデント

ザ・インシデントをhuluで見る

アレクサンドル・クールテ監督によるパニックサスペンス作品。さて、そのあらすじは・・・

時は1989年。サンズ精神科保護施設のキッチンで、コックのバイトをしているバンドマンのジョージ(ルパート・エヴァンス)。

ある日、雷雨の影響で施設内が停電になってしまう。

食事の時間で食堂に集まっていた患者たちを、それぞれの部屋に戻さなければならないが、停電のため警備員室と食堂の間にあるドアが開かず、隔離された状態になっている。

唯一、ジョージたちキッチンスタッフと食堂にいた警備員のJB(デイヴ・レジーノ)は、ジョージともうひとりのコックに、患者たちの部屋までの誘導を依頼する。

ジョージのバンドメンバーで、同じキッチンバイトをしているマックス(ケニー・ドーティ)とリッキー(ジョセフ・ケネディ)はその場に残る。

真っ暗な廊下をすすみ、Bホールの患者たちを部屋まで誘導することに成功するジョージとコックだが、あちこちで叫び声があがっているのを聞いて急いでキッチンまで戻り、患者たちが入ってこないようにドアをロックする。

ところが、施設内では患者たちが暴れまわっており、警備員たちも次々と襲われている。ジョージたちはその手を逃れて、無事脱出することが出来るのか?・・・というストーリー。2011年WYプロダクションズ作品。1時間24分。

ザ・インシデントをhuluで見る

ザ・インシデントを見た感想

まぁ、なんと言いますか、一言で言うと「何が言いたいのかわからない作品」という感じになるでしょうか。

「2011年トロント映画祭で失神者続出で話題となった衝撃作! 」なんていう説明がされてますが、「ホントかよ~?」としか思えませぬ。

突っ込みどころも満載で、

  • かなり大きな施設なのに、停電時のバックアップが機能しないのはおかしい
  • かなり大きな施設なのに、入院患者数が少なすぎる
  • かなり大きな施設なのに、警備員が少なすぎる
  • かなり大きな施設なのに、厨房のスタッフがバイトばかり
  • 患者にだす食事メニューの栄養バランスが悪すぎる
  • 精神科施設なのに、医師や看護師がいない(薬剤師らしき女性ひとりのみ登場)
  • 患者の部屋が収容所のよう
  • 患者のほとんどが凶暴
  • ロックしたはずの患者の部屋のカギが開いたが、納得できる説明がない
  • 主人公のジョージたちがバンドマンだという設定が活かせていない
  • 精神疾患のある患者たちが、一致団結して同じ行動を起こすという設定には無理がある

などなど、書いていけばキリがないんですよね。

そして、ストーリーも単純すぎるっていうか、精神科施設の患者たちが暴動を起こしてスタッフに襲いかかるというだけのものです。

確かに、見終わったあとに考えてみると、「ジョージの精神がどのあたりからおかしくなっていたのか?」とか、患者の暴動の首謀者とされるハリー・グリーン(リチャード・ブレイク)の位置づけとか、ミステリーらしい部分はあるんですけど、どういう解釈をすれば良いのか理解できないまま作品が終わってしまったので、本当に中途半端感が大きかったです。

おそらく、アレクサンドル・クールテ監督は デイヴィッド・リンチ的な雰囲気をだしたかったのかもしれませんけど、完全に猿マネレベルで終わってしまっていますね。

残念としか言いようがない作品で、基本的に見るのは時間の無駄だと思います。

なんとなく、何か作業でもしているときに「コワイ雰囲気の映像をバックで流しておきたいな」というときには最適なので、BGM的な利用方法としては良いでしょう。(そんなときがあるかどうかは別としてw)

ザ・インシデントをhuluで見る

ザ・インシデントの出演女優

ワンシーンだけ登場した、ジョージの彼女リンを演じたアンナ・スケラーンが、セクシーでした。

ザ・インシデント/アンナ・スケラーン

基本的に女優さんは味付け程度にしか登場しないのですが、B級~C級ホラーの出演女優さんとしては、そこそこレベルが高いキャスティングをしたな~と思います。

ザ・インシデントをhuluで見る

ザ・インシデントのネタバレ

1989年11月のサンズ精神科保護施設。バンドマンのジョージは、ここのキッチンでコックのアルバイトをしている。

朝7時から食材の搬入があったため、前日のライブから寝不足の状態で施設に向かうジョージ。カーラジオから流れる天気予報が今日の雷雨を告げている。

その日の夕方6時ころ、雷雨の影響なのか施設内すべてが停電になってしまい、バックアップ電源も働かないため、電気制御のドアが開かないという状況におちいる。

夕食のために食堂に集まっている患者たちにも食事を提供できない状況なので、ひとまずそれぞれの部屋に戻すように警備員のJBが考えるが、いつも誘導を行う警備員たちは別棟の警備員室にいるため人員が揃わない。

そのため、キッチンのバイトであるジョージたちに手助けしてもらうように依頼する。

ジョージともうひとりのコックがそれを了承し、Bホールの患者たちを部屋へと誘導していく。

その途中でトラブルはあったものの、無事患者たちを部屋まで誘導し終えたジョージたちだが、施設内に響き渡る叫び声を耳にし急いでキッチンへと戻ることにする。どうやら何人かの患者たちが暴れているようだ。

実際に、警備員のひとりは高圧的な態度をとったため、患者たちに襲われていたのだった。

無事キッチンに帰り着いたジョージとコック。そこには人影がない。食料保管庫のドアを開けると、その中にマックスともうひとりのバイトで、同じバンドのドラムスを担当しているリッキー(ジョセフ・ケネディ)が隠れていた。

キッチンの出入口のドアをロックし、ここなら安心と考えていたのだが、ふと見ると食堂に何人もの患者がいることに気づく。

キッチンでは食堂部分との間に強化ガラス製の仕切りがあるのだが、彼らはそれを壊してキッチンに入ってこようとしている。包丁を手にして襲撃に備えるジョージたち。

ほどなくして強化ガラスが枠ごと外され、患者たちが雪崩れ込んでくる。そして、リッキーが隠れている食料保管庫の扉をこじ開けようとしている。そのすきにキッチンから逃げ出したジョージとマックス、コックの3人。

移動していると、途中の廊下に首が切り落とされた警備員の死体が転がっている。そして患者たちの部屋の扉がすべて開いており、患者たちに処方した薬がそこら中に捨てられている。

ジョージは食堂で患者のひとりハリー・グリーン(リチャード・ブレイク)が、他の患者に耳打ちして薬を吐き出すように指示していたのを見ていたので、この首謀者は彼だと直感する。

警察に電話し、施設のカギを手に入れるためJBのオフィスに向かう3人。オフィスにたどり着くと、見慣れない男性ナースが電話で話している姿を見かける。

ジョージが部屋に入り、電話を借りたいということを伝えるが、その男は患者だった。ジョージは電話を投げつけられ鼻の頭を負傷するが、マックスがその患者を殴り倒し、どうにか警察に電話することができた。

ところが、雷雨のせいもあって警察が到着するのは早くて一時間後ということだった。それまで患者たちの襲撃を避けることが出来るのか?不安に感じていると、オフィスの先の廊下に食料保管庫から連れだされたリッキーの姿が。

アルミホイルで作った仮面のようなものを被せられ、体の両サイドを患者ふたりに押さえつけられている。そこに現れたグリーンが鉄の棒でリッキーのハラを刺し、姿を消す。

オフィスの窓から顔をだし、リッキーに声をかけるマックスは、下から現れた患者に鼻を噛みちぎられる。そしてドアを蹴破り患者たちがオフィスに乱入してくる。

なんとか彼らを撃退し、その場を放れる3人。たどり着いた警備員室では男性警備員は殺され、女性警備員は慰み者にされ放心状態で倒れている。そして暴れまわる患者たち。

ジョージはそこに何かを見つけて呆然とするが、患者に体当りされ気絶してしまう。一緒にいたコックはマックスを連れてその場を離れる。

気が付くと、ジョージは全裸でテーブルに括りつけられていた。その正面には首なし死体が転がっている。そこにグリーンが現れ、なぜかジョージの口の中を調べ始める。なすがままにされるジョージ。

ふと目をやると患者ふたりが気絶したマックスをガスコンロの上に寝かしたのが見えた。そしてそのままコンロの火をつけたのだ。炎で焼けて絶叫するマックスを笑いながらみている患者ふたり。

グリーンと彼らが立ち去ったあと、別の患者のピートが現れ、ジョージの体に食用オイルを塗って、ナイフで腕の肉を削いでいく。

ジョージは、患者たちをいじめていたのは警備員であって、自分たちコックは優しかっただろう?と説得し、グリーンをここに連れてくるようにピートに頼む。

グリーンを探しに出かけていったピートの姿が見えなくなったタイミングで、縛り付けられているテーブルを倒し、拘束から抜け出すことに成功したジョージだったが、そこに再びグリーンが現れ気絶させられる。

目が覚めるとあたりはガス臭く、目の前にはグリーンがいる。そして彼は自分自身の指を噛みちぎって咀嚼している。そのとき遠くから聞こえてくるパトカーのサイレン。

グリーンはその場を離れ、警官を連れたコックがジョージを助け出す。廊下に出ると、逃亡中に何度も見かけた、指が変な形に折れ曲がった死体がグリーンだということに気づくジョージ。

先ほどまで生きていたグリーンは誰だったのか混乱する。

救出されたジョージは病院のベッドの上で座っている。その横にはリンの姿があり、優しい言葉を投げかけている。

放心状態のジョージの目線の先には、施設の食堂側から見たキッチンの景色が見える。そしてそこでは自分が肉の下ごしらえをしている姿と、その自分に話しかけているマックスの姿が。

軽口をたたくマックスに仕事に戻れと指示しているキッチンの自分。マックスは包丁をとり自分の手を切り刻み始める。

唖然とするジョージを尻目に、爆笑しているコックとリッキー。そのとき、ジョージはキッチンのドアに何かの気配を感じ、ドアを開け放つ。そこには真っ黒な顔をした患者たち。

「奴らが来た」と叫ぶジョージ。

結局、ジョージは精神に支障をきたし、自分が精神科施設の患者になってしまうというラストなんですが、彼はそのあたりから精神を病んでいたのか?ということなんですよね。

指が折れ曲がった死体は、わりと早い段階で登場していましたから、その時点でグリーンは死んでいたことになります。というより、なぜグリーンが死んでいたのか不明なんですけどね。

警備員室で何かを見つけたシーンがありましたが、そこがポイントなのかな?という気もしますが、その説明はありません。せめてもう少し想像をふくらませることが出来るシーンがあれば、楽しめる部分もあったんですけどね。

ザ・インシデントをhuluで見る

2週間無料で楽しめる!↓↓↓お試しはバナーをクリック!↓↓↓

[紹介している作品に関しては、現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式サイトにてご確認ください。]

-洋画 ホラー&サスペンス
-,

Copyright© 海外ドラマと映画 ネタバレとレビュー , 2020 All Rights Reserved.