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【ラストターゲット】ヒットマンからの引退を決めた男の最後の仕事

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ラストターゲット

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マーティン・ブースの小説「A VERY PRIVATE GENTLEMAN」をアントン・コービン監督が映画化。さて、そのあらすじは・・・

街から離れたひとけのないスウェーデンダラルナにある山小屋で、ジャック(ジョージ・クルーニー)は何者かの襲撃を受ける。

その後ローマに移動し、次の仕事の指示をパヴェル(ヨハン・レイセン)から伝えられ、カステルヴェッキオという田舎町に向かった。

ジャックは自分のことをエドワードという名のカメラマンと偽り、町で暮らし始めた。そして、そこで出会ったベネデット神父(パオロ・ボナッチェリ)やコールガールのクララ(ヴィオランテ・プラシド)と時間を共有するようになっていった。

ある日、銃のカスタムの仕事の依頼を、パヴェル経由でマチルダ(テクラ・ロイテン)という同業者から受けた。この仕事が終わったらこの世界から足を洗うと決心したジャックは、その旨をパヴェルへ伝えた。

ジャックはクララとの普通の暮らしを求め始めていたのだが、そんなジャックはまたしても何者かに狙われることになり・・・というストーリー。2010年作品。1時間45分。

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ラストターゲットを観た感想

ラストターゲット

こういうテイストの作品は、絶対にアメリカでは作れないだろうなと思っていたら、なんとアメリカ映画でした(笑)

舞台となるのがイタリアの田舎町ということもあるのかもしれませんし、派手なアクションなどがほとんどなく、淡々と進んでいくストーリーと余分なセリフが排除された演出が、「ヨーロッパの映画」という雰囲気を感じさせたのかもしれませんね。

この作品のテーマは「殺し屋の引退」なわけですが、「レオン」に相通じる部分もありつつも、一流アサシンの心の内側を、もっと大人な観点から描き出している作品になっています。

主役のジョージ・クルーニーが渋すぎるので、決してチャライ雰囲気にならないのも良いですね。

殺し屋なのに非情すぎず、心を病んでいるわけでもなく、それでも心の奥底では愛情や人とのつながりに飢えているという中年男性の悲哀を、見事に表現していたと思います。

登場人物も数人なので、どのキャラクターがどういうポジションなのかが理解しやすいのも嬉しいです。

何十人も登場人物がでてくる作品では、物語の中に入り込むより、誰が誰だったのかを覚える作業というのが必要になってくるので、1回見ただけはすべてを把握することが難しかったりしませんか?

そういう点では、このくらいの数のキャラクターときちんとしたキャラ設定のほうが、ストーリーと細かい描写に目が行き届くので、より深く作品を楽しめると思います。

ロケ地の町並みも非常に美しかったですし、ジャックとクララのベッドシーンも妖艶でエロチックで、素晴らしかったです。

まさに、大人が楽しめる落ち着いた作品といえるんじゃないでしょうか。

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ラストターゲットの主演女優

クララ(ヴィオランテ・プラシド)のほうが、より重要な人物と捉えるほうが良いような気がします。

ラストターゲット/ヴィオランテ・プラシド

トップレスシーンも大胆に演じていて、その脱ぎっぷりはセクシーの極みでした。

そしてもうひとりは、殺し屋のマチルダ(テクラ・ロイテン)。

ラストターゲット/テクラ・ロイテン

画廊かなにかの経営者っぽい雰囲気の女性で、この人がまさか殺し屋だと見抜ける人はそうそういないんじゃないでしょうか?

このマチルダという役は、テクラ・ロイテンの存在によって、イメージどおりのキャスティングが出来たんじゃないかなと感じました。

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ラストターゲットのネタバレ

ラストターゲット

暗殺者として長年生きてきたジャック(クララにはエドワードと名乗っている)は、自分が知り合う人間たちは、すべて刺客であると疑う習慣が出来上がっているようです。

まぁ、それは当然といえば当然ですね。

作品冒頭で、スウェーデンのダラルナの人里離れた山小屋で女性と一緒にいるときに銃撃を受けて、自分の滞在情報をもらしたのがその女性だと疑いを持って、何のためらいもなく射殺したことからもそれはよくわかります。

その後、同じ組織のパヴェルから次の仕事の指示がくだされて、ジャックはローマへと移動し、紺のフィアットテムプラと必要なアイテムを受け取り、さらにカステルヴェッキオへと向かいます。

ただ、組織さえも信用していないのか、スウェーデンの襲撃が身内からのものだと考えたのか、パヴェルから与えられた携帯電話を途中で投げ捨て、さらにカステルヴェッキオから離れたカステル・デル・モンテに部屋を借りたわけですね。

慎重に慎重をきして、保険をかけることだけが生き延びるために必要不可欠なんだと、完璧に理解しているようです。

カステル・デル・モンテで出会ったベネデット神父によって、少しづつジャックの考え方に変化が現れてきたのか、コールガールのクララと人間的な関係性を築いていくようになっていきます。

そして、裏稼業から足をあらってクララと「永遠に」暮らすことを約束するんですが・・・・。

この作品は「レオン」に相通じるところがあると先述しましたが、クララのことを、レオンに登場する少女マチルダだと置き換えれば、ラストがどうなるかは察してもらえると思います。

ただ、わからなかったことは、

なぜ、マチルダはジャックに銃のカスタムを依頼したか?

ということなんですよね。

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その背後には、パヴェルの指示があったことが容易に想像出来るわけですが、少なくとも、パヴェルは組織として多くの暗殺などを請け負っていたでしょうから、銃のカスタムは他の人材に任せれば良いんじゃないか?と思うわけです。

わざわざマチルダという殺し屋をジャックに近づける必要性がどこにあったんだろうと。

名うてのアサシンとして長年生き延びてきたジャックならば、何かの違和感をすぐに察知したでしょうし、それが現実のものとなったからこそ、ジャックの暗殺は失敗に終わったんですからね。

まぁ、前提条件を「パヴェルとジャックのほか、ごく僅かな人数で組織していた」というふうにすると、カスタム銃のスペシャリストが組織内に他にいなくても納得は出来ます。

このあたりの描写が描かれていないのですが、パヴェルが指揮官としてではなく、ジャックのサポート的なことも行っていることから考えても、彼らの組織は大きなものではないのかもしれませんね。

すんなり納得させてくれる描写や説明があればよかったのにな~と思います。くどい説明ではなく、さらっとしたヒントだけでも嬉しかったんですけど・・・・あれ?ひょっとして見逃してるのかも???ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

今ふと思いついたんですが、スウェーデンでジャックを襲った人物も、パヴェルが差し向けたんだとすれば、「密かにジャックを始末するよりも、一芝居うったほうが可能性はあがるのかも?」というふうにパヴェルが考えたともとれますね。

だからこそ、架空の依頼を作り上げて、同業者だと安心させたうえでジャックの命をとるという作戦を実行したのかもしれません。

ふむ。やはりそういう捉え方をしたほうが話がすんなりつながるような気がします。

パヴェルはスウェーデンの件についても、「調査中だ」としか言わなかったですしね。怪しいですね。

ということで、ネタバレというか考証はこのへんにしておきますので、あとは実際に見て、ジョージ・クルーニーの渋い演技をじっくり堪能してください!

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