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【斜陽】陳腐な駄作としか言いようがない完成度

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斜陽

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1947年に出版された太宰治原作の小説を映画化した当作品。さて、そのあらすじは・・・

名家の主人が亡くなってから、生活が苦しくなり、自宅を売却して伊豆の別荘地に引っ越すことになったかず子(佐藤江梨子)とかず子の母(高橋ひとみ)。

そこでの出来事を、かず子を中心に描いた物語。1時間6分。2009年公開。

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<斜陽を見た感想

とりあえず、設定のミスが最後まで響いてしまった駄作と言えるでしょう。
原作の「貴族が没落してしまう」という設定や、その当時の時代背景がないだけで、これだけ陳腐な作品になってしまうという良い例でしょうね。

この作品は、時代設定が現代になっていることで、数々の違和感を生んでいます。例えば、

1.かず子の前時代的な服装

ブラウスの前部にフリルがたくさん付いているとか、グラムロックバンドのボーカルのステージ衣装くらいでしか見ないですよ。

2.かず子の金銭感覚の無さ

昼間にカフェのようなところで上原二郎(温水洋一)とお酒を飲んで、その会計で「7万円で足りるかしら?」なんて言ってしまう金銭感覚のなさ。

高校生のお嬢様ならいざしらず、どれだけ名家の箱入り娘でも、20歳こえてて世間の物価をこれだけ知らないなんて、現代ではまずありえないでしょう。

3.携帯電話で告白してしまうくだり

旧家のお嬢様という設定で、金銭感覚もない女性が、携帯電話のメールで愛の告白をしてしまうのが、どうも違和感ありありでした。

しかも「あなたの子供がほしいのです」という告白をするなら、そこはやっぱり手紙を自筆で書いて欲しかったですね。

4.別荘にはBSのアンテナもついている

せっかく古ぼけた家屋を用意して、お金に困っている元お金持ちということにしているのに、BSのアンテナはなしでしょうね、やっぱり。もうギャグにしか見えなくなってきて困りました(笑)

5.聖徳太子の古い5000円札

米屋の娘(有末麻祐子)が集金にきたときに、かず子が古い5000円札をわたすんですが、20歳そこそこの米屋の娘が聖徳太子の絵柄の札を見て、本物だとわかるのか?っていう話です。

しかも、この娘のキャラ設定が曖昧で、お客さんのかず子に対して横柄なタメ口になったり、敬語になったり、なんだかよくわからん態度なんですよね。こういう曖昧な設定が一番はらたちます。

時代背景だけでなく、「それって何か意味があるの?」というセリフもあります。

日本庭園のししおどしが写しだされた画面で、音声だけのかず子の母のセリフが流れます。

「かず子、お母さんが今何をしているかあててごらん・・・おしっこよ」

え?どういう意味ですか?

なんの脈略もなく、このセリフだけがポツーンと置き去りで、しかもその後このセリフが生きてくるシーンもありません。演出の凄さが理解できない私がバカなのか?と不安になってきました。

良い面も探してみた

とりあえず、ダメなところばかり見つかるんですが、良いところも探してみました。

まずは、オープニングタイトルがキレイで、なんかすごく気に入りました。

あとは、出演女優さんが粒ぞろいだったことですね。

主演のかず子を演じた佐藤江梨子さんは、相変わらずスタイルが素晴らしいですし、女中役の駒井亜由美さん、集金に来た米屋の娘役の有末麻祐子さん、上原の妻役の凛華せらさんなど、美人がそろっていたのはヨカッタですね。

ただ、究極のお嬢様のまま歳を重ねた女性って、演じるのが難しいのか、高橋ひとみさんの演技が、ちょっとボケているようにしか見えないんですよね。もしくは精神的に病んでいる女性っぽいというか・・・・

世間に適応出来ない女性ということで、必要以上にキャラを作りすぎたのかもしれませんが、少なくとも秋原正俊監督はそれでオッケーしたので、こういうことになってしまったんでしょうね。

まぁ、なんと言いますか、相当暇で時間を持て余しまくって、「どうしても1時間を何かして過ごさないといけないけど、することが無い」というときにでも見てください(笑)

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