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【死にぞこないの青】少年の成長を描くホラー作品

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死にぞこないの青

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乙一の小説を安達正軌監督が映像化。さて、そのあらすじは・・・

佐々木マサオ(須賀健太)は小学校6年生に進級し、担任は新しく転任してきた羽田光則(城田優)先生になった。

先生はなぜか、ことあるごとにマサオを叱り、それをきっかけとして徐々にクラスメイトもマサオをいじめるようになっていく。

学校のキャンプで郊外にでかけたとき、いつものように不条理な理由で先生に叱られたあと、マサオは川の向こうに人の形をした青い生き物を見た。

その後、その青い生き物はマサオにまとわりつくようになる。先生やいじめっこに対して、暴力的な反抗を行うようにマサオをたきつける青い生物。

いつしかマサオはそれを「アオ」と呼ぶようになり・・・というストーリー。2008年スタジオスワン作品。1時間35分。

死にぞこないの青を見た感想

この作品は、ホラーというカテゴリーとして分類されていますが、実はそれは表面的なものであり、根本は「少年の成長物語」と言えるでしょう。

そして、先生をはじめ大人がいつも正しいわけではないということ、子供から見て圧倒的に強く見える大人も、心に怯えなどを抱えているということなどを、ホラーというスタイルをとって表現しています。

大人が見て面白いかといえば、まぁまぁかなとしか言えないですけど、小学生の子供と一緒に見る作品としてはおすすめできると思います。

やはり主人公が小学6年生ということで、作品が描き出している状況などに入り込めるのは、同年代の子どもたちでしょうからね。大人にとっても、子供の頃を思い出しながら見ることができるかもしれません。

ホラーが苦手な子供でも、ドッキリさせるようなシーンはほとんどありませんし、最後までしっかり見ることで「お化けとはどういう存在なのか」という答えを見出すことが出来るように作られています。

まぁ個人的には、お化けや幽霊というのは、当作品で描かれているだけでは説明のつかない不可解な存在であるとは思っていますけど、それをこの作品に対して突っ込んでしまうのは、あまりに大人げないですからやめておきます(笑)

あと、マサオの父親役で博多華丸さんが出演していたんですけど、これが思いの外よかったです。ホッコリしますね~、この人の存在は。

それにしても、「死にぞこないの青」っていうタイトルはなかなきついですね~。見終わってからこのタイトルについて考えると、なんだか違うよなっていう気になってしまいました。

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死にぞこないの青の出演女優

青い色をした人間のような生物「アオ」を演じているのが谷村美月さん。普通の姿より、アオのほうが可愛く見えてしまった私は感性がおかしいんでしょうか。でも、ちょっと伊東美咲さんにも似てるんですよね。

死にぞこないの青・谷村美月

他にも、羽田先生の妹、由美子役で入山法子さん、マサオの母親、恵美子役で坂井真紀さんなどが出演していますが、私が注目したのは、マサオのクラスメイトの女子生徒を演じていた三吉彩花ちゃんですね。

シーブリーズの「部活フェス」のコマーシャルなどで見かけたこともあると思いますが、小学生の頃から可愛かったんですね~。

死にぞこないの青・三吉彩花

現在モデルをしている瓜生美咲ちゃんも出演していますよ。

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死にぞこないの青のネタバレ

6年生になったマサオは、新任の羽田先生のクラスで新しい学校生活をスタートさせる。

クラスの係決めのとき、生き物係に立候補したマサオ。他の生徒たちも多く同じ係に立候補したため、その場での決定は保留となる。

ところが後日、先生に「マサオくんが生き物係に決まった」と告げられる。そして、クラスメイトの牛島と内山が立候補を辞退したのだとも。

マサオが不思議に思っていると、知らない間に話し合いが行われて係が決まったということだった。先生はそんなマサオに対して「話し合いに参加しなかった君は、生き物係をやる資格はない」と叱り、別の係に変えてしまう。

マサオは話し合いが行われたことを知らなかったので、先生に怒られて落ち込むのだった。

郊外学習でキャンプにでかけたマサオたち。テントの張り方を説明する羽田先生の話をおとなしく聞いているマサオのそばで、他のクラスメイトたちがはしゃいだり、大きな声で話したりしている。

先生はちゃんと説明を聞けと怒るのだが、なぜかちゃんと聞いていたマサオを叱った。さらに、入ってはいけないと言っていた川にはいって遊ぶ男子生徒たちを見つけた先生は、それをみんなで見ていただけのマサオに、「なんで彼らを止めなかったんだ?」と注意したのだった。

クラスメイトたちの心のなかにマサオを責める気持ちが大きくなってくる。マサオが川のほとりにひとり残り落ち込んでいると、川の向こうに人間のような形なのに青い色をした生き物を見た。

別の日。体育の授業の長距離走で先頭を行く橋本。すごい記録をだしそうな彼は、周回遅れのマサオを抜こうとしてこけてしまう。橋本は「マサオが足をひっかけた」とウソをつく。マサオを避難する女子生徒たち。頭を垂れるマサオの視線の先に青い生き物の足が見える。

教室に戻り、テストの答案が返却される。先生は点数の悪かったマサオを責め、「マサオくんの点数が悪かったので、連帯責任として宿題をだします」と言う。そのせいで、またマサオを責めるクラスメイトたち。青い生き物はマサオの机の横に座り込み涙を流しているが、他の人には見えていない。

自宅に帰り、青い生き物のことを母親に伝えたいと思い、自分が幽霊が見えるという話をする。そして、それはトラックの事故で死んだお姉ちゃんのようだとも。

水泳の授業で一番になったマサオ。プールからあがると先生は、「自分より遅かったクラスメイトを見て、バカにしていただろう」と叱り、後片付けをひとりでするように言いつける。

我慢しきれなくなったマサオは、自分ばかり叱られていると先生に訴えるが、先生は良い子になってほしいから叱るんだと返す。そして図書室にマサオを連れて行き、自分が話す言葉を同じように繰り返すように命令する。

その言葉とは、「僕は悪い子です」「努力もしない怠け者です」「生きてる価値がありません」「だから人の100倍努力します」というものだった。

沈んだ気持ちでひとりきりで帰路につくマサオは、川を見下ろす橋の上で立ち止まり、そこから見える景色を眺めている。そこにあの青い生き物が現れる。その口は糸で縫い付けられている。

その糸を抜き取ってあげたマサオは、「君は死んだお姉ちゃんなの?」と質問する。青い生き物は口を開くと、「死んでしまえ。飛び降りろ、楽になれるぞ。早く」とマサオに語りかける。

マサオは欄干に手をかけるが飛び降りる事ができない。その姿を見て、青い生き物が見本を見せるように飛び降りる。あわててマサオは橋の下を見るが、そこには何もない。不意に背後から声をかけられる。

そこにはさっき飛び降りたはずの青い生物が立っており、「お前は死ぬことも出来ない、生きている価値もない」とマサオに告げる。マサオは「お前は誰だよ?」と問うが、青い生物は「俺はお前だよ」と返答するのだった。

そして、拘束衣を着ているのは「身動きできないから」と話す。マサオはその意味を理解し、「何もしないで我慢するしかない」と答えて泣く。

翌日、クラスのいじめはエスカレートしていき、マサオのランドセルや教科書などがプールに投げこまれる。それを取りに行くマサオは体の自由がきかなくなり溺れてしまう。それを教室の窓から見て笑っているクラスメイトたちと、冷たい視線を送る先生。

ふと気が付くと、なぜかマサオはひとりきりでプールサイドに寝ていた。家に帰ると母が「先生から、マサオがふざけてプールに落ちたけど怒らないでほしいと電話があった」と話かけてくる。そこに青い生物が現れ「やられっぱなしだな」と言葉を投げかける。

夜、教室に集まっている女子生徒3人。机の上にアルコールランプを並べ、それに火をつけて灯りがわりとしてる。どうやら男子たちと待ち合わせしているようだが、男子たちはやってこない。

そこに青い生き物が突然現れ、アルコールランプを蹴り飛ばし、ひとりの女生徒の体に火が燃え移る。残りのふたりは教室を飛び出すが、一人は階段から転げ落ち死亡、もうひとりは屋上から階下に落ちる。

女生徒たちに危険がせまっていることに気づいたマサオは、家を抜け出し学校へと向かうが、学校に到着しても、死んだはずの女生徒たちの姿はそこにない。それを見て笑い転げる青い生き物。マサオはそれを「アオ」と呼ぶようになる。

アオはマサオに「安心しろ。お前が何かをしない限り何も起こらない。でもこれは全部お前がしたいって思ったことなんだぞ」と話す。

翌日、放課後に教室をひとりで掃除したいたマサオは、ゴミをビニール袋につめ焼却炉に捨てに行く。そこには男子生徒3人が待ち伏せしていて「ゴミだから燃やしちゃおうぜ」とマサオを焼却炉に閉じ込めようとする。

それに抗うマサオがふと気づくと、3人がケガをして倒れているのだった。先生は彼らにケガをさせたマサオを叱るのだが、マサオはいじめられていたことをついに打ち明ける。先生はそんなマサオに「信じられないな。お前が悪いからだろ」と疑いの言葉を吐いたのだった。

そこに通りかかった隣のクラスの担任。羽田先生は、わざと聞こえるように「先生が必ず守ってやるからな」と取り繕うような発言をしてごまかした。

焼却炉でいじめてきたクラスメイトの3人は、アオがマサオに乗り移ってやっつけたのだが、先生やクラスメイトからのいじめになすすべがないマサオに対して、「大人はいつも正しくて間違ったことをするのは子供だけなのか?」と問い、何をすべきなのかを諭す。

夏休みにはいったある日、マサオは先生の住むマンションに向かう。そして、女性とでかける先生が部屋のカギを配電盤の上に置くのを見る。

別の日、先生がでかけたのを見て部屋に忍び込むマサオ。睡眠薬を見つけてなにかを思案しているが、アオは「タバコを煮て、その成分を麦茶に混ぜておく」とアドバイスする。しかし、それを行動に移そうとして、テーブルの上のタバコの箱が空なことに気づく。

「出かけたのはタバコを買いに行っただけなのかも?」と、あわてて部屋をでようとするところに先生が帰ってきた。

縛られて風呂場に閉じ込められるマサオ。先生の携帯電話にマサオの母親から電話が入り、マサオが帰ってこないことを告げられる。それに気づいたマサオは風呂場から大きな声で母親に叫び声をあげるが聞こえない。先生はそんなマサオを何度も蹴りつけるのだった。

しばらくたってから、先ほど蹴りつけたことを誤り風呂場からマサオを出し「今日あったことは誰にも言うなよ。お前が悪いことをしたって知ったらお母さんも悲しむからな」とオレンジジュースをコップにいれて飲ませてくれた先生。

ところが、そのジュースの中には睡眠薬が入れられており、マサオは眠らされてしまっった。雨が降りしきる中を車のトランクに入れられ山奥に連れて行かれる。途中で目が覚めトランク内に落ちている金属の棒を発見。ポケットに忍ばせると再び眠りに落ちてしまう。

先生は車を止め、マサオを抱えて山の中に入っていく。

途中で目が覚めたマサオは金属棒で先生の首元を刺し、山の中を逃げるが追いつかれ、ふたりで急な斜面を転がり落ちていった。

ケガをして動けない先生の頭に、マサオは大きな石を打ちつけようとするが、頭をはずして地面にそれを叩き付けた。そして、どうして自分ばかり叱るのかを尋ねた。

先生は、「だれでもよかった。ただ怖かったんだ。ずっと自分に自信が持てなくて、人の目が怖くてたまらなかった」と告白した。子供の頃の父親との関係がトラウマになっていた先生の逃避行動が、マサオに対するいじめだったのだった。

先生を殺さなかったマサオを避難するアオに対して、マサオは「僕はもう先生もいじめも怖くない。アオなんかいないほうがいい。」とひとりで戦うことを決心した。

その決心に納得したアオは女の子の姿になり、涙を流しながらマサオの元を去っていった。やはりアオは事故で死んだ姉だったのだ。

後日、入院している先生を母親とともに訪ねたマサオ。先生が行方不明になったマサオを山の中で見つけ助けだしたことになっている。

そのお見舞いの帰り、母はマサオに「あの大事故を生き延びたマサオは奇跡の子なんだよ」と話しかける。姉とともに事故にあい、マサオだけが生き残ったのだ。

その後、ひとりきりだったマサオに、以前親友だった男の子がひとりにしていてごめんと謝ってくる。それを受け入れるマサオ。いきいきとした表情で学校の正門をくぐっていく。

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