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【パーフェクトストーム】巨大ハリケーンに遭遇した漁師たちの物語

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パーフェクトストーム

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実話を元にした、セバスチャン・ユンガーの小説の映画化。さて、そのあらすじは・・・・

1991年9月、マサチューセッツ州グロスターに、緑色の「アンドレア・ゲイル号」とえんじ色の「ハンナ・ボーゲン号」の2艘のメカジキ漁船が戻ってくる。

ビリー(ジョージ・クルーニー)のアンドレア・ゲイル号は収穫が少なく、2日後に再び漁に出ることを決断する。

今度こそは、クルーにも稼がせるために、魚の宝庫「グランドバンクス」のさらに奥にある「フレミッシュ・キャップ」に船をすすめるが、その帰りに気象予報士も体験したことがない巨大なハリケーンに遭遇することになり・・・というストーリー。2000年のアメリカ映画。2時間10分。

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パーフェクトストームを見た感想

パーフェクトストーム

まぁ、なんというか、海はコワイし、自然は人間には太刀打ちできる相手ではないということを、完璧に理解させられる映画です。

映画の最初のほうで、グロスターの海で亡くなった漁師の名前が壁に刻まれているシーンがあるのですが、1623年以来1万人がグロースターの海で命を落としたんだとか。

この土地の漁師の数を考えると、とてつもない数字だということがわかりますよね。海の男はタフでなければならないと言われますが、荒れ狂う海で生き抜くためにはその条件は必須なんだと思います。

私は瀬戸内海の海のそばで育ち、しかもおじが漁師をしていましたが、瀬戸内海は静かな海ですから、この映画にでてくる「10メートルを超える大きさの波」というのは、おそらく過去に発生したことは無いと思います。

ただ、明石海峡は潮の流れが速いので、船から落とした帽子があっという間に流されていった・・・ということはありますけどね。

それにしても、アンドレア・ゲイル号の船長、ビリーを演じたジョージ・クルーニーは、どんな役をしてもかっこいいですね。

「オーシャンズ11」のようなダンディな役もシブイですし、この作品のような荒くれ者を束ねる役もかっこいです。

屈強なクルーたちでさえ、船長には意見できない威圧感があるという設定でしたが、過去にはかなりの逸話を残してきたんでしょうね。

地元のバー「CROWS NEST~カラスの隠れ家~」では、ビリーの豪快な昔話がやまほど聞けたんでしょう。

ちなみに、クルーのひとりデイヴィッド・“サリー”・サリヴァンを演じたウィリアム・フィクナーは、「アルマゲドン」にも出演していますが、個人的には「プリズン・ブレイク」のアレクサンダー・マホーン役の印象が強いですね。ちょっと神経質で変わり者を演じさせたら、ほんとうにピッタリはまる役者さんだと思います。

あと、ボビー・シャットフォード(マーク・ウォールバーグ)の妻、クリスティーナを演じたダイアン・レインが、なんだか老けてしまっていてショックでした。

パーフェクトストーム ダイアン・レイン

「ストリート・オブ・ファイヤー」のエレン・エイムのイメージが頭に残っていて、ちょっと小じわが増えた顔を見ていると、「年とったんだな」と思わずにはいられませんでした。

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パーフェクトストームのネタバレ

パーフェクトストーム

船のオーナーから不漁についてイヤミを言われたビリーは、間をおかずに漁に出ることを決断します。

長い漁からやっと帰ってきたことを喜んでいる家族にしてみれば、この決断は厳しいものですから、当然反発も起こるんですよね。でも、結局クルーは漁にでて「稼ぐ」ことを決めます。

最初の漁で、新人のボビーのギャラが2,221ドルと言っていましたが、原作が出版されたのが1997年で、その話の元になったハリケーン「グレイス」が発生したのは1991年ということですから、当時の状況でこのギャラというのは安いですよね。

日本円にして30万円程度でしょうから、漁の期間が1ヶ月と仮定しても、ちょっと少ないような気がします。船長のビリーは5,923ドル76セントで過去最低だということで、リンダの船は豊漁だったということを考えても、いつもはこの倍くらいはもらえていたのかもしれません。

問題は漁と漁の間がどれくらいの日数が空くのか?ということですよね。1ヶ月で60万円稼いでも、次の漁が1か月後だと月給は30万円ということになりますから、危険な仕事をしている割には合わないように思ってしまいます。

さて、漁師たちが集まる地元のバー「CROWS NEST~カラスの隠れ家~」では、なかなかいい感じのBGMがながれていました。

  • ブルース・スプリングスティーン「Hungry Heart」
  • ボブ・マーリー「No Woman No Cry」

なんていうか、2曲とも作品の中身に沿った曲というか・・・特にボブ・マーリーが歌う「Everything Gonna Be Alright」という歌詞は、これからの漁も大漁になるというみんん希望を演出したんでしょうね。

ウォルフガング・ペーターゼン監督、なかなかセンスいいですね(*´∀`*)

漁を開始するときにラジカセで音楽を流すのですが、そのときのブルースロックもかっこよかったです。この曲はZz topの「Tush」でしたね。

漁のほうは、グランドバンクスも不発に終わり、しかも巨大なサメがかかりボビーが足をかまれたり、マーフが事故で海に投げ出されたり、大波に見舞われたりしてクルー達の頭のなかに不吉な思いが浮かんできます。

アルフレッド(アレン・ペイン)が「こんなことは今までなかった」とつぶやきますが、前回の漁が不漁だったことと、悪いことが立て続けに起きたのもたまたまだろうと考えたのか、漁を中止せずに続行することを決断します。

そして、魚の宝庫「フレミッシュ・キャップ」では魚の保管場所が満杯になるほど大漁になります。

しかしながら、悪いことは続くもので製氷機が壊れてしまうんですね。氷がなければ、せっかく獲った魚も腐らしてしまうことになりますが、港に帰る途中でハリケーンにぶつかることもわかっています。

嵐がおさまるまでフレミッシュ・キャップで時間を潰して魚をダメにするか、嵐を突っ切って港に帰り、魚をお金に変えるかの2択で、みんなは後者を選ぶんですね。

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ここからは、まさに海の嵐の恐怖シーンが立て続けです。

ビリー達だけでなく、巨大タンカー「ヴァン・ルーイン号」と「アイオリス号」、小型のヨット「ミストラル号」も遭難信号を出し、沿岸警備隊に救助を要請します。

レスキュー隊の凄さも手握るんですが、あの「HEROES」のマシ・オカもCGに携わったという大波のシーンも、かなりすごい完成度でしたね。

このシーンを見たひとの中には、トラウマになって海水浴できなくなった人もいるかもしれません。ジョーズと、この作品をたてつづけに見たら、確実に海がキライになるでしょうね(笑)

港に戻る途中で、さすがにこれは無理だと考えたビリー船長は、「魚はまた穫れば良い」ということで、引き返すことを決めます。

当然、今よりも状況は良くなって、命は助かるものだと思っていたクルーたちに、まさかこんなことが待ち受けているなんて・・・。さすがに救われない気持ちになりました。

もし、製氷機が壊れなかったら、その場で嵐をやりすごせたのに、クルー達の悪い予感はあたっていたということなんですよね。

最後のシーンで、仲間であるビリーたちの死を乗り越えて、再び漁に出かけていくリンダ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)は、ビリーの言葉を思い出しています

「霧が消え始め、もやいロープを外して、ロッキー・ネックを越え、俺が昔スケートしたナイルズ・ポンドの先へ。
サッチャー島の灯台守の子に手を振る。海鳥が舞うセグロカモメにオオカモメ、ウミガモ。
太陽を受け、北へ針路を変える 全速力でみんな忙しく動き出す。君はカジキ船の船長、最高の仕事だ」

穏やかな港の遥か向こうには荒れ狂う外海が待っているのがわかっていても、海から離れられない人たちは確かに存在するんですね。

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