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【パーフェクトセンス】五感のうち嗅覚と味覚がなくなると人はどういった行動をとるのか?

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パーフェクトセンス

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デヴィッド・マッケンジーが監督・製作総指揮を務めた当作品。さて、そのあらすじは・・・

イギリス国内と近隣諸国で、「臭いがしない」と訴える患者が急増し始める。患者同士のつながりも共通点もないため、医療現場でも原因がわからず困惑しているのだった。

感染学者のスーザン(エヴァ・グリーン)は、研究所のスティーブン(スティーブン・ディレイン)からこの現象の意見を求められるが、見当もつかない。

ただ、嗅覚をなくす前には悲しみの感情が押し寄せてきて、それが落ち着いたときに臭いがしなくなっているということが分かっただけだった。

そんな中、スーザンは、自分のマンションのすぐ側のレストランのシェフ、マイケル(ユアン・マクレガー)と出会い、恋に落ちる。

ふたりも嗅覚を無くしてしまうが、その生活に慣れはじめた頃に次の症状がおこる。恐怖にさいなまれたあと、すさまじい空腹感を覚えて、ありとあらゆるものを食べ続け、そしてその後、味覚を失うのだった。

マイケルは味覚がなくなればレストランの存在意味もなくなると考えるが、人々は別の用途でレストランを利用し始めるようになる。

そんなとき、タイの研究者から「重症聴覚障害症候群」の報告が届き・・・というストーリー。2011年BBCフィルムズ作品。1時間32分。

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パーフェクトセンスを見た感想

見ていくうちに「ブラインドネス」という作品のことを思い出しました。

ただ、ブラインドネスは、ひとりの女性を除いて全世界の人々が視覚を失うというものだったのですが、当作品では嗅覚をきっかけとして、味覚、聴覚、視覚・・・というふうに徐々に五感を失っていくんですよね。

しかも、それらの感覚を失う前には、悲しみや怒りなどの感情がすごい勢いで自分の内側から噴出するという・・・。

人間の理性というのが、日頃いかにきちんと働いているのかということがよく分かる演出になっています。

それにしても、当たり前に感じていることが消えてなくなるっていうのは、想像しがたいですよね。見える聞こえる味わえる・・・どれかひとつ無くなっただけでも、すごい苦痛なのはなんとなくわかるんですけど。

病気や先天的なもので、その感覚を持っていない人も世界には多く存在するわけで、そういう意味でもいろいろなことを考えさせられる作品です。

あくまでエンターテイメントとしての映画ですから、受け皿を広がるために恋愛ストーリーをベースにしていますが、ラストシーン以降の世界のことを考えると、愛というものだけでは乗り越えることが出来ない状況が待っているんじゃないかとも思いますね。

ハルマゲドンって、実はこういうものなのかもしれないとさえ思ってしまいました。

話はかわりますが、主役のレストランシェフを演じたユアン・マクレガーと、そのレストランのオーナー役で実のおじさんであるデニス・ローソンが共演しているところも見ものですよ。

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パーフェクトセンスの主演女優

感染学者スーザンを演じたエヴァ・グリーンが、いかにもフランスの女優さんといった感じで、アンニュイでセクシーでした。

パーフェクトセンス/エヴァ・グリーン

そして、かなりスレンダーなのに、思った以上に巨乳!(笑)

ヌードシーンも臆することなく演じていて、脱ぐことを厭わないユアン・マクレガーの相手役として、十分な存在感を示していました。

「007 カジノ・ロワイヤル」でボンドガールを務めた時に初めて知ったんですけど、その頃から妖艶な魅力が素晴らしかったですね。他の出演映画もいろいろ見てみたいと思わせる女優さんです。

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パーフェクトセンスのネタバレ

嗅覚を失うという症状の患者が、英国内で急増している。そしてそれはフランス、ベルギー、イタリア、スペインでも同じだった。

この24時間で一気に増え続ける、同様の症状の患者に頭を痛めたスティーブン(スティーブン・ディレイン)は、感染学者のスーザン(エヴァ・グリーン)にアドバイスを求める。

ところが、患者には何の共通点もないことからその原因が突き止められない。ただ、まず深い悲しみが襲ってきてから、それが落ち着くと嗅覚を失うという発症パターンだけは判明する。

病名を「SOS~重症嗅覚障害症候群」とし、WHOは警戒レベルを「5」に引き上げ、街にはマスクをする人が増えていった。

スーザンは、自分の住むマンションのそばのレストランで働くシェフ、マイケル(ユアン・マクレガー)とひょんなことから知り合う。

病気の拡大のせいで出歩く人が激減し、マイケルの働くレストランも閑古鳥が鳴いている。

食材が余っているからとスーザンをレストランに招待し、料理を作ってあげるマイケル。その料理を美味しそうに食べている途中で、スーザンは父親のことを思い出し急に号泣しはじめた。

自分の発症を感じたスーザンは、マイケルに自宅まで送ってもらうのだが、側についていたマイケルも急に泣き始めた。

翌朝、スーザンの嗅覚が無くなっていた。マイケルは何も語らず仕事場へ。レストランではオーナー(デニス・ローソン)の指示で、鼻が詰まっている人向けの料理を考案することにした。

嗅覚を失うことで、香りによって思い出す思い出も失ってしまった人々。マイケルはスーザンをデートに誘い、街を歩いているときに、バイオリンを弾きながら嗅覚の取り戻し方について話す女性と出会う。

彼女の話を聞いたあと、ふたりはスーザンの部屋でベッドを共にする。

世界では、「SOS~重症嗅覚障害症候群」について、いろいろな団体からいろいろな説が飛び交っている。たとえば

  • 環境保護団体:環境汚染や遺伝子組み換えによる惨事である
  • 諜報機関:「自由世界への攻撃」だと原理主義者を責めている
  • 原理主義者:「不信心者への神の制裁」「資本主義国家が経済活性化のためにウィルスをまいた」

などなどである。

ある日、スティーブンが研究所内で取り乱し、「トゲトゲしいものが多すぎる」と叫び暴れだす。その後、帰宅するために駐車場へと向かうスーザンも息が荒くなり、異様な雰囲気で「ひとりはイヤ」とつぶやき始める。

レストランでもマイケルがおかしくなっているのを同僚が止めている。

皆が恐怖にさいなまれ、そして異常な飢えを覚え、ありとあらゆるものを口に運びはじめる。花束、口紅、オリーブオイル、生の魚・・・おおよそ食べれないものまで食べつづけたあと、突然我に返った人々は味覚が消えてしまったことに気づくのだった。

人々の味覚が無くなったため、レストランのオーナーは廃業を考えるが、マイケルは必ずお客は戻ると説得し、継続を決定する。

元の生活に戻り始めた世界では、数週間で味覚が無くなったことにも慣れ、他の感覚が研ぎ澄まされていった。

レストランは、誰かにごちそうしたり、尽くされる場所へと変化していった。料理の見た目や音、温度や食感を楽しむものになり、グルメ評論家の仕事も無くなることはなかった。

マイケルとスーザンは徐々にお互いの距離を縮めている。

そんなとき、タイの研究者から「SHLS~重症聴覚障害症候群」についての報告がはいった。怒りや憎しみがこみ上げ、その後聴力を失うというものだ。

タイからインド、中国、ロシアと拡大していき、発症まで11時間という短期間になっている状況のなか、ベルリンで正常な子供が生まれたという。その子から抗体が作れるかもしれないとスーザン。

一方、「SHLS~重症聴覚障害症候群」の拡大による暴動を防ぐために、あちらこちらの建物が封鎖されて行くことになった。マイケルの働くレストランも例外ではなく、その代わり感染者のための食事を作るようにと、行政から依頼がはいる。

レストランの近くのスーザンのマンションも封鎖されたため、マイケルの部屋に向かったスーザン。ところが家に着くなりマイケルがひどい言葉を投げかけはじめ、暴れて手が付けられなくなってしまった。

マイケルの言葉にショックを受けたスーザンは、その場を離れ車を走らせ研究所に向かう。

正気に戻ったマイケルは、スーザンの携帯に電話をかけさっきの言葉は感染のためで、本心ではないと告げるが、スーザンは聞く耳をもたず携帯を放り投げてしまう。

そしてスーザンもまもなく聴力を失うことになる。

略奪や暴動が繰り返された街の中でも、元の生活を取り戻そうとする人が、少しづつ片付けを始め、ベーシックサインなども考案された。

パーフェクトセンス

マイケルのレストランも再開され、ライブハウスではスピーカーに体をつけて振動を感じ、音楽を楽しんでいる。手話で会話する人たちが増え、失明に備えた人たちもいたが希望は捨てなかった。

そして、胸にいっぱいの幸せを感じる人々。あふれんばかりの愛が心を満たしていった。そのあと、人々はついに視力を失うことになる。

あとは、触れ合うことで相手を認識するしかない世界があるのみだった。

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