ジャパニーズホラー

三津田信三原作の「のぞきめ」映画版は板野友美主演(大根演技)です。

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のぞきめ

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この「のぞきめ」というホラー作品は、2016年公開。最近のhuluは配信するまでの期間が短い映画が増えてきて喜ばしい限りです。

映画の興行収入は1億円なのでヒットというには程遠いのですが、原作がしっかりしているだけあって、駄作というレベルではありませんでした。映画館料金では観たいとは思わないですが、レンタルや配信なら十分に楽しめる内容だと思います。

のぞきめのあらすじ

家にある隙間という隙間を、半狂乱になりながらガムテープでふさぐ男。その作業を終えたあと、安心してベッドで眠っていると、黒いファイバーボックスの取っ手穴を塞ぎ忘れたことに気づく。そしてそこから覗く目。

慌ててベッドの下に隠れるが、どこからか現れた得体の知らない何者かに襲われ、翌日にマンションの階段の踊場で遺体となって発見された。

その男の恋人である岩登和世(入来茉里)は、しばらく連絡がとれなかった彼氏の死をニュースで知り、恐怖におののく。

のぞきめ・岩登和世

男の死亡現場に取材にきていたのが、みなとみらいテレビ制作部で働く三島彩乃(板野友美)。後日、上司から「男の死因は、喉の奥にドロが詰まっていたための窒息」という不審死だったと聞かされ興味を持ち、和世からの情報を頼りに、恋人の津田信二(白石隼也)とともに、その真相を探り始める。

全てのきっかけは、45年前に総名井ダム建設の時に水の底に沈んだ「侶磊~とむらい~村」での出来事だということを知るふたり。和世が写真で見せてくれた場所に訪れた時、巡礼者姿の少女を見かけるが、恐怖と危険を感じその場を立ち去った。

その後、「山村の民間伝承」という本に「すくざ山地の侶磊村には『のぞきめ』と呼ばれる化物の伝承がある」という一文を見つけ、著者の四十澤想一に会いに行った。しかしながら、四十澤は「のぞきめ」の秘密をすべて語らない。

彩乃と信二が真相に近づくと同時に、のぞきめも彼らたちに近づいていく・・・

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のぞきめを観終わった感想

ストーリーのベースは、完全に「八つ墓村」にインスパイアされているなと感じました。

まず、山深い寒村が舞台という設定も同じですし、彩乃たちが小高い丘から村を見下ろすシーンなど、八つ墓村で落ち武者たちが村を見つけた冒頭のシーンを思い出さずにいられませんでした。

さらに、今作品では「六部」と呼ばれる巡礼者の金品を奪うために殺害する「六部殺し」が祟りのはじまりになっているのですが、これも八つ墓村の設定である、「落ち武者たちの財宝を狙って、村人たちが彼らを殺害する」という部分と重なります。

さらにさらに、「のぞきめ」となる少女スズ(石井心愛)と、その母親(かでなれおん)を殺害したときの村人の姿も、田治見要蔵と完全に一致しました。

八つ墓村の田治見家が、今作品では「鞘落家」に置き換わっている点も見逃せないですね。

それでも、細かい設定や呪いが移っていく点などの恐怖感は秀逸でしたので、ただのコピー作品とは言えないです。

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板野友美の演技が残念すぎる

のぞきめ・板野友美

非常に残念だったのは主役のキャスティングなんですよね。とにかく板野友美ちゃんの演技が棒すぎて、まわりの達者な役者さんとの温度差がすごくなってしまい、浮きまくっていました。

セリフは下手だし、目の動きもわざとらしいし、滑舌は悪いし、役柄のキャラクターは固められてないし、本当にダメダメでした。

エンディング曲もご本人の歌なんですけど、こっちも下手すぎて、「この子って何もできない子なんだな」と思ってしまいましたよ。

まず板野友美ちゃんありきで制作された映画なのかもしれませんが、ホラー映画とかコメディ映画っていうのは、圧倒的な演技力がある役者さんが演じて初めて、ストーリーに集中できるものなんですよ。

下手な演技にツッコミを入れながら観ると、怖さも半減してしまいますから、人気があるからとか事務所の力が強いからとかいう理由だけで主演に抜擢するのは金輪際やめてほしいです。

海外ドラマが好きなので、余計に日本映画に出演しているアイドル系やモデル系のタレントさんの演技の下手さが目について仕方ないんです。これは女性アイドルにかぎらず男女ともになんですけどね。

日本映画を世界に届けたいと心から思うのであれば、下手な役者はキャスティングしない勇気をもってほしいです。結局興行収入も1億円しかいってないので、元AKBの神通力も通じないってことがわかったでしょうしね。

同じ元AKBでも、川栄李奈ちゃんが主演ならもっと締まった映画になっていたのになと悔やまれて仕方ないです。川栄李奈ちゃんじゃなくても、木﨑ゆりあちゃんか竹内美宥ちゃんでもよかったかも。

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のぞきめ・ラストシーンのネタバレ

オチのネタバレになりますが、作中で「のぞきめ」というタイトルの書籍が出版されて、その著者が「三津田信三」となっています。実はこれは信二のペンネームなんですね。

つまり、作品で描かれている内容を体験したエピソードを書籍にしていて、それがこの映画の原作になっているという、リアルと作中世界が混在している設定だということです。(いくつか同じような設定の作品もありますよね。)

窓の外から、のぞきめになった彩乃が「いつそれをくれるの?」と信二に問いかけますが、これは生前の彼女にプロポーズするために用意していた指輪を指しているんですね。

なんか、スズが母と自分を殺された恨みをもってのぞきめになったのに対し、彩乃が恋人の信二に取り憑こうとしている理由が弱すぎる気がします。それに、指輪の存在を知っている状態で死んだわけではないので、現世に念を残しているとも言えないですしね。

のぞきめのツッコミどころあれこれ

1:城戸勇太郎(小澤亮太)が「のぞきめ」を恐れて、部屋中の隙間をガムテープで防ぐのですが、そんなことをするよりも、まず引っ越すか恋人の岩登和世の部屋に逃げ込むほうが自然だと思うんですよね。もしかして、すでにそれをやってみて無駄だとわかった後が描かれているのでしょうか?

2:岩登和世の部屋を訪ねた彩乃が、ドアが開いているからと言って、勝手に入り込むのはどうかと思いますし、それを咎めず急に自己紹介しはじめる岩登和世もおかしいです。

3:台所のシンクから泥が吹き出して顔中にかかったのに、驚いて部屋を飛び出した岩登和世の顔と服がキレイだったのはなぜ?

4:岩登和世のことを調べに、彼女が通う大学へ向かった彩乃。相手が大学生とはいえ、初対面の人に質問するのに、いきなりえらそうなタメ口っておかしくないですか?

5:半狂乱だった岩登和世が、病院では冷静にいきさつを語る違和感。

6:信二から「振り返ってはだめ」と言われたのにあっさり振り返る彩乃・・・なんで彼氏の真剣な表情を汲み取ってその通りにしないんでしょうか?

7:「のぞきめ」の調査は、いつの間にか彩乃じゃなくて信二が主導権を握っている。

8:仕事に集中できずぼーっとしている彩乃が、上司に帰って休めと言われた瞬間、その場でいきなりスマホで彼氏に電話するとか常識がないですよね。そこはせめて会社をでてからでしょう。

9:四十澤想一は失明しているのに、信二が持参した本が何なのかすぐにわかったのはなぜ?彩乃を部屋の窓から見送るときも確実に見えている感じだったし。

10:信二と連絡がつかないので家に行った彩乃。合鍵で中に入るんですけど、部屋は真っ暗なまま。普通はすぐに電気つけると思うんですけど。

11:彩乃が、両目を潰した信二を見て、取り乱して暴れるほど冷静さを失っているのに目は冷めていた。(これは演技力の問題か。笑)

以上、いろいろとツッコミどころが多すぎて、これが原因で怖さも半減でした。その代わり、つぶやきシローさん、武田玲奈ちゃん、松本愛ちゃんなどもチョイ役で出演していて、彼らを見つけたときの楽しみはありましたけどね。笑

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