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【ノルウェイの森】村上春樹の世界観を映像化すると陳腐になってしまうという良い例

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ノルウェイの森

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村上春樹の小説を映画化した当作品。さて、そのあらすじは・・・

1967年、高校時代の友人キズキ(高良健吾)を自殺で失ったワタナベは、神戸を離れ東京の大学に入学する。

そしてある日、偶然キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会し恋に落ちるが、精神を病んだ直子は京都の施設にはいることになる。

折にふれ、京都の直子に会いに行くワタナベは、同じ大学に通う緑(水原希子)に声をかけられ、その魅力に引き込まれていくのだが直子のことが頭から離れない・・・というストーリー。2時間13分。


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ノルウェイの森を見た感想

ノルウェイの森

「ノルウェイの森」の小説の初版がでたときは、私はちょうどワタナベと同じ大学生で、「村上春樹の新作を合コンのネタにしよう」というよこしまな考えもあって小説を読んだのですが、この映画を観るまで内容はまったく覚えていませんでした。

なにしろ25年以上も前の話ですからね。なので、小説とこの映画の相違点があっても全く気づきませんでしたし、見終わったあとも「どこが小説と違っていたか?」と聞かれても、全くわかりません。

ただ、当時に感じた感想はなぜか覚えていて、この作品を見終わった感想と非常に似通ったものだということは思い出しました。

それは、

「純文学の世界は、自由恋愛と自殺が描かれることが多いなぁ」

ということです。

あとは、登場人物はレイコさん(霧島れいか)を除いてみんな20歳そこそこの学生なのに、やたら大人びて、ませているということも感じましたね。

例えば、キズキとワタナベがプールバーでビリヤードをする場面。

第一次ビリヤードブームだったこともあるのかもしれませんが、「高校生がプールバーって?」っていうことも思いましたし、勝負に勝っても負けても騒がないのが大人だなと感じたんですよね。

自分の高校時代を思い返してみると、しょうもない勝負事でも勝てば大喜びしたし、負けるとかなり悔しかったんですよ。しかも彼らと同じ神戸の学生でしたし。

しゃべり方がきどりすぎだというのもあるんですが、とにかく冷静でクールな若者ばかりが登場して、それが一番の違和感です。このころの時代性なのか、これが村上春樹ワールドなのかはわかりませんけどね。

話は変わるんですが、当時の物価がわかるシーンもありました。

  • 学食のAランチ:120円 Bランチ:100円 Cランチ80円
  • タクシー代2キロ100円

1967年~1970年の頃って、こんな値段だったんですね。私が小学校1年のとき1974年だったのですが、JR(当時は国鉄)の1駅の子供料金は10円でした。でも、ファンタオレンジ350ml缶は90円だったんですよね。

今は500mlのペットボトルのファンタオレンジが88円とかでスーパーで売っていますので、そう考えると物価上昇率ってよくわかりませんね。

話しはそれてしまいましたが、見終わったあと強く感じたことは、「村上春樹の世界観を映像化すると陳腐になってしまうんだな」ということでした。

まぁ、そもそ原作の内容も「そんな若者いる?」っていうキャラが多いので、そういうふうに仕上がるのも仕方ないのかもしれないですけどね。笑

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ノルウェイの森の出演女優

直子を演じた菊地凛子さんは、精神を病んだ女性を演じるために生まれてきたような顔つきをしているので、最高のキャスティングだったと思います。

女性として好きなタイプではないので、ラブシーンがあっても特に何も感じなかったのですが、その分、逆に緑(水原希子)のかわいさが際立っていましたね。

韓国系の女性に魅力をあまり感じないのですが、この作品の水原希子さんは異常にキュートで、わがままで自由奔放なのに頭の回転が早そうなところは、非常魅力的でした。

そして、もうひとり。

ワタナベと同じ寮に住んでいる年上の永沢(玉山鉄二)の恋人、ハツミを演じた初音映莉子さんの肌の美しさと、昭和の美人という言葉がぴったりなルックスにはそそられました。

ノルウェイの森・初音映莉子

初音映莉子さんは、テレビなどで見かけることは少ない女優さんですが、ハリウッド映画「終戦のエンペラー」のアヤ役で絶賛されたように、その実力は素晴らしいものがあると思います。

今後は是非、明治とか大正時代の物語の主役をしてほしいですね。儚げな佇まいがすごく似合う女性だと思うので、日本女性のつつましやかなのに強い・・・という一面を表現した作品を見てみたいものです。

その他の出演女優さんは、女学生として大熊佐知子、増田遥、東山結衣さんの3人。ミドリの友達として山中真理子さんが登場しています。、

あと、女優さんではないですが、糸井重里さんが大学教授、レコード店店長に細野晴臣さん、阿美寮門番で高橋幸宏さんがこっそり出演していたのがヨカッタです。

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ノルウェイの森で印象的だったセリフ

直子のセリフで印象的なものがいくつかありました。

【京都の施設のそばにある平原で、早足で歩きながら】

「キヅキのことを愛していたのに、体がうけいれる準備をしなかった。ワタナベのことは愛してないのに、抱かれたくて仕方なかった。」

【直子の20歳の誕生日をワタナベの部屋で祝っていたとき】

「人間は18と19の間を行ったり来たりするべき18が終わったら19になって、19が終わったら18になるの」

ワタナベと緑の会話も、なかなか興味深かったですね。

ワタナベ:「時間だけは余ってるんだ。其の時間の中で君を眠らせたいくらいだよ」
緑:「優しいのね」

ワタナベ:「君にとって愛って何?」
緑:「久し振りに体から力を抜いただけ」

【キスしたあとに】

緑:「私付き合ってる人がいるの」
ワタナベ:「なんとなくわかってたよ」

おしゃれなのか、ナンなのかよくわからない会話ですが、少なくとも自分の過去を振り返ってこんな会話はしたことがないですし、こんな発想になったこともなかったですね。

緑はかなり強烈で自由奔放なセリフも放っていて、

【ワタナベの寮で他の学生がいる前で】

「私のことを思ってマスターベーションしたことある?」

【父親が亡くなった日に、ワタナベに電話して】

「今度、ポルノ映画に連れて行ってくれる?ものすごくいやらしいやつよ」

これらのセリフを聞いて思ったことは、「友達としてはかなり面白い女の子ですけど、自分の彼女だったら絶対にイヤだな~」ということですね。浮気症な不思議ちゃんは、付き合うとめちゃくちゃ疲れるんですよ。(笑)

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