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【蟲師】原作の世界観をそのままに納得のアニメ化

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蟲師

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漆原友紀の原作漫画をアニメ化。さて、そのあらすじは・・・

普通の人には見えない「蟲」と呼ばれる生物が、人間にさまざまな影響をあたえる。

そして、そのためにトラブルになり困っている人たちを救うのが「蟲師」という生業の者であり、ギンコと名乗る青年もその一人。

日本全国津々浦々を旅し、様々な「蟲」に関わる問題を解決していく彼の生き様と、人々との出会いを描いた物語。

蟲師を観た感想

このアニメ作品は、見事なまでに原作のコミックの世界観を壊さないように配慮されて制作されています。その部分にまず感動しましたね。

もともと、作品の背景が「鎖国を続けた日本」もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」ということなので、その時代性にあてはまる日本の原風景が見事に再現されています。

主人公のギンコが旅をし、蟲にまつわる事件を解決していく舞台となるのが、深い山奥の山村であったり、さびれた漁師町であったりするのですが、木々の一本一本、波のひとつひとつまで丁寧に描かれており、原作に対するリスペクトが感じられます。

そして、世界の奥深さや、人間が知らない世界、踏み入ることの出来ない世界の神秘性を見事に表現している演出がなされています。

原作のファンにとって、この製作陣には感謝したいと思いますね。やはり、漆原友紀さんの世界観を壊してまでアニメにする必要はないと思っていましたので、逆にこうやってその世界観を広げてくれる作品に仕上げてくれたのは嬉しい限りです。

原作とは各ストーリーの並びが異なっていますが、基本的に1話完結のストーリーなので違和感はありません。激しいアクションやギミックなどのない、じっくりと楽しめるアニメはなかなか無いので、大人にこそ見てほしい作品です。

蟲師に登場する女性キャラクター

全ストーリーの中で何人もの女性が登場するのですが、個人的にもっとも印象深いのは「第ニ十話:筆の海」の主人公、狩房淡幽(かりぶさたんゆう)ですね。

蟲師・狩房淡幽(かりぶさたんゆう)

代々その身の内に禁種の蟲を封じてきた狩房家の4代目筆記者という存在なのですが、蟲のせいで生まれつき脚がよくなく、全国を旅するギンコから聞く話を楽しみにしているとともに、恋心を抱いているようにも感じます。

ギンコもその気持ちを感じ取っているようですね。「第十五話:春と嘯く」のすずの気持ちは「雪深い山村の、静かな冬のせいで寂しいと感じているから」と受け流していたギンコですが、淡幽の場合はちょっとニュアンスが違うようです。

淡幽が、ギンコから語り聞いた蟲の話を書き取るときの所作が「耳なし芳一」の1シーンを思い起こさせて、なんとも言えない畏れを感じました。

蟲師・各話のあらすじ

各話のあらすじをご紹介します。

第一話:緑の座

左手で文字や絵を描くと、それが物質化してしまう能力をもった少年、「五百蔵しんら」の話。

第二話:瞼の光

光を感じると目に激しい痛みを感じる少女「ビキ」の話。

第三話:柔らかい角

おでこに突然、4本の角が生えてきた少年、「真火」の話。

第四話:枕小路

見た夢が全て真実となってしまう男「ジン」の話。

第五話:旅をする沼

山奥から海に向かって旅をする沼と、その沼と一体化している少女「いお」の話。

第六話:露を吸う群

断崖絶壁に囲まれた小さな島で、毎日「死→誕生」を繰り返す「生き神様」と呼ばれている少女「あこや」の話。

第七話:雨がくる虹がたつ

虹を探して旅している男「虹郎」の話。

第八話:海境より(うなさかより)

霧で覆われた海で、妻の乗った小舟がさらわれていき、その妻を浜で待ち続ける男「シロウ」の話。

第九話:重い実

天災のたびに豊作になる小さな村の祭司の話。

第十話:硯に棲む白

ギンコの友人の医師、化野(あだしの)の所有する美しい硯を吸った子どもたちが、「寒い」と言い始め、体温低下の原因と対処方法を探る話。

第十一話:やまねむる

山の主となった老人の蟲師「ムジカ」の話。

第十二話:眇の魚(すがめのうお)

幼少時代のギンコと、彼が銀髪、片目となったエピソード。

第十三話:一夜橋

かけおちに失敗し、愛する女性を失った男「ゼン」の話。

第十四話:籠のなか

竹林の中から出られない親子(キスケ・セツ)の話。

第十五話:春と嘯く

雪深い山村で、ある区域だけが春のような風景が広がっている。

第十六話:暁の蛇

日々、いろいろな記憶を失っていく母親「さよ」とその息子「カジ」の話。

第十七話:虚繭取り(うろまゆとり)

2匹の蛹が作った空のまゆは、中に入れたものを空間移動させる。そしてその中に取り込まれてしまった少女と、その姉妹「あや」の話。

第十八話:山抱く衣

山村をでて、町で絵師となった男「塊」と故郷の山の話。

第十九話:天辺の糸

天から垂れていた糸を触って蟲のけを帯びてしまった女性「吹」の話。

第ニ十話:筆の海

体に禁手の蟲を封じた狩房家に、何代かにひとり生まれる筆記者がいる。その4代目の女性「淡幽」の話。

第ニ十一話:綿胞子

緑色のアメーバ状のものを産んだ女性「あき」とその夫「ヤスケ」、突然床下から現れた赤ん坊「ワタヒコ」の話。

第ニ十ニ話:沖つ宮

沖の岩場で死んだ者が輪廻転生する、「生み直し」と呼ばれる風習が伝わる土地の話。それに関わる「澪」「イサナ」親子。

第ニ十三話:錆の鳴く聲(さびのなくこえ)

話す声で周りのものを錆びさせてしまう「シゲ」という女の子の話。

第ニ十四話:篝野行(かがりのこう)

新種の蟲が山中に広がり、それを焼き払うことで駆除しようとした蟲師「やはぎ」の話。

第ニ十五話:眼福眼禍(がんぷくがんか)

遠くの場所の様子だけでなく、人々の未来までが見えるようになる蟲「眼福」を目に宿した女性「あまね」の話。

第ニ十六話:草を踏む音

全国を旅する「ワタリ」のイサザと、過去に光脈筋だった山の麓にすむ男性「たく」の話。

原作の6巻の第二話「囀る貝」以降は「蟲師 続章」にてアニメ化されています。こちらの配信も期待したいところですね。

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