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【峰不二子という女】大人のためのアニメならこれ!

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峰不二子という女

ルパン三世のスピンオフ作品。正式タイトルは「LUPIN the Third 峰不二子という女」。

1作めのルパンアニメで見られたようなダークネスが満喫出来る仕上がりになっています。さて、そのあらすじは・・・

ルパン三世(栗田貫一)が、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(浪川大輔)と仲間になる前の物語。

名のしれた女泥棒、峰不二子(沢城みゆき)は「秘宝フラフラの灰」を盗み出すためにフロイライン・オイレ島に侵入し、そこで同じ目的を持つルパン三世と出会う。

フロイライン・オイレ教団の教祖が使用し、信者をとりこにする「秘宝フラフラの灰」というのは実は、グラウコス製薬が開発した麻薬であり、信者たちはそれによって麻薬中毒にされていたのだった。

そして「秘宝フラフラの灰」を盗み出す計画を実行していく中で、峰不二子は、現在は閉鎖されてしまったグラウコス製薬の敷地で幼少時代を過ごしたことを少しづつ思い出していく。

ところが同時に、自分の父親であるフリッツ・カイザー博士(高岡瓶々)の、自分への人体実験の記憶も呼び起こされていくのだった。

そして、その記憶には重大な秘密が隠されており・・・というストーリー。全13話。

峰不二子という女を観た感想

このアニメは、ルパン三世のテレビアニメ第一シリーズ放送開始40周年を記念して制作されたそうですが、エロティシズム全開の峰不二子が堪能できます。

自分が欲するお宝のためなら、自分の体を男に投げ出すことなど全くいとわないという潔さ。

逆に言うと、それだけお宝を手に入れたい欲求が強すぎるということなのでしょうけど、自分の肉体はただの心の入れ物と考えているような気がしてなりません。

つまり、「貞操観念」という女性にとって大事なものが欠如しているというか、どんな男に抱かれようが、何人の男と交わろうが、大した問題ではないと考えているというか・・・。

峰不二子という名前からして、日本人であることは間違いないのですが、大和撫子の誇りやプライドは「貞操観念」には無いと考えている節がありますね。

アニメのルパン三世シリーズでは、この作品で見られるエロティックな部分はほとんどなかったですが、原作漫画に近いキャラクター設定で、♂マークと♀マークが使用されたベッドシーンなどは、はじめてルパン三世の原作マンガを読んだときの衝撃を思い出させてくれました。

子供だった私は、「うわっ、アニメと全然違う!」と大きなショックを受けたものでした。あの感覚が蘇ったのは、間違いなくエロティックな峰不二子が描かれていたからだと思います。

そもそも、アニメのオープニングからオールヌード、ふたりの峰不二子のキスシーンと畳み掛けてきたので、かなり驚かされましたからね。

峰不二子の声を担当した沢城みゆきさんも、若いときの不二子のイメージにぴったりで、セクシーなのに可愛らしさもあり、この作品が成功した大きな要因になっていると思います。

それにしても、不二子の色仕掛けがすごい作品でした。

なんといっても、銭形警部(山寺宏一)と体を交えていたり、石川五右衛門とキスしていたり、知られざる過去がガンガンと飛び出してきましたからね。

原作漫画ではルパン三世ともいたしてましたが、当作品ではルパンと不二子が結ばれるまではいきません。ルパンが不二子をお宝だと捉えているところも興味深く、従来のアニメシリーズとは一線を画した完成度になっていて楽しめました。

中性的なオスカー警部補(梶裕貴)という新キャラも登場し、しかも彼は銭形警部に恋心を抱いてるという、ある種BL的な要素も入れ込まれています。

大人が見て楽しめる、ギャグ要素を排除したルパン三世の世界観が描かれたことは、非常に満足できました。

峰不二子という女のネタバレ

峰不二子という女

カルト教フロイライン・オイレ教団の教祖が使用する「秘宝フラフラの灰」と、その背後に存在するグラウコス製薬。そして人体実験された少女たち。そこに関わってくる峰不二子とルパンたちという大きなストーリーが展開していきます。

その中で次元大介や石川五ェ門がどんな過去を持っていたのか、どうやってルパン三世や不二子と出会ったのかというエピソードが語られていきます。

次元大介は、イタリアンマフィアのボスであるマッケローネ(内田直哉)の用心棒でありながら、その妻のチッチョリーナ(田中敦子)と恋仲であったことや、用心稼業から泥棒稼業へと転身した経緯が描かれています。

石川五ェ門は暗殺者として生きており、アストリア王国の暗殺を請け負ったことをきっかけに、変装した不二子と出会い、恋心をいだきます。

面白いのが、五ェ門の「つまらぬものを切ってしまった」というフレーズや、家庭教師マリアに変装している不二子を見て「可憐だ」とつぶやく場面があることなんですよね。

これは、カリオストロの城を見たことがある人なら、「あ、あの場面のセリフだ」と思いつくと思うのですが、過去の作品の設定などを上手に活かしている演出も素晴らしい部分なのです。

全13話の中のストーリーには、「オペラ座の怪人」にインスパイアされたストーリーや、エジプトを舞台としたストーリー、チェ・ゲバラにそっくりの革命家の登場、命日がわかる占い師、日本の温泉街などいろいろなシーンやキャラが登場し、オリジナルのことを思い浮かべて思わずニヤっとしてしまうのです。

あと、「不二子の少女時代はこうだったのか!」と、ヴェールに包まれていた過去を知れて満足していたのですが、最後にはそれが幻だったということに気付かされるんですよね。

やはり峰不二子という女は、秘密のヴェールの向こうに存在するミステリアスな女性でないとダメだということでしょう。

1話は20数分ですから、あっという間に全13話を見終えることが出来ると思います。ルパン三世ファンでなくとも、日本を代表するアニメ作品の、日本を代表する女性キャラクターの物語は見ておいて損はないと思いますよ。

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