洋画 ホラー&サスペンス

【マギー】ゾンビ化する娘とその父親の物語

投稿日:

マギー

マギーをhuluで見る

私の知る限りですが、ウォーキングデッド以降、ゾンビをフックにしたヒューマンドラマが増えたような気がします。

今作品もまさにそのど真ん中を行く作品で、製作と主演をつとめたアーノルド・シュワルツェネッガーも、この流れに乗りたかったんでしょうね。笑

さて、そのあらすじは・・・

人間がゾンビ化してしまう世界的伝染病・腐歩病が猛威を振るう世界。戒厳令が敷かれ、外出が著しく制限されている。

町外れに住むウェイド・ヴォーゲル(アーノルド・シュワルツェネッガー)の高校生の娘マギー(アビゲイル・ブレスリン)は、ルールを破って出かけた街でゾンビに噛まれ感染してしまった。

感染者は隔離病棟に入れられることになっているが、発症までの数週間、家族と過ごす時間を与えられている。残り少ない時間をマギーと過ごすウェイドは、その中で娘を隔離病棟へ入れることを拒む気持ちが大きくなっていく。

再婚した妻や、昔馴染みの警官レイ(ダグラス・M・グリフィン)らの説得にも耳を傾けようとしないウェイドと、ゾンビへの変異までの時間がせまるマギーが過ごした日々を描く作品。

マギーをhuluで見る

マギーを観終わった感想とネタバレ

マギー

正直、「ゾンビと父娘愛」を描いて感動作に仕上げようという目論見が見えすぎて、いまいち入り込めませんでした。というか、ストーリーに引き込まれる要素があまりなく、制作側が、観る側の気持ちを掴み切ることが出来なかったという感じでしょうか。

あくまでも想像なんですけど、主演だけでなく製作にも携わったシュワルツェネッガーは、クリント・イーストウッドが作り出す作品のような空気感を目指したと思うんですよ。ストーリーとか設定は全然違いますが、「家族愛・対立・良き思い出」などの共通キーワードが多いのと、頑固だけど実は心優しき老人という登場人物がメインとなるあたり、全体に流れる空気感などがよく似ていると感じるのです。

ただ、作品の深みという点においては、クリント・イーストウッドの足元にも及ばないというか、キャラクターの煮詰め方が浅いような印象を受けました。

作中でのシュワちゃんは、カリフォルニア州知事時代の、イヤミでエロい政治家というバッドイメージはなく、眉間にしわを寄せ続ける渋い演技で「演技派への転換を図っているのかな?」ということが伝わってきましたが、まだちょっと変な感じでしたね。笑。一方、マギーを演じたアビゲイル・ブレスリンは非常にうまい役者さんで、完全にシュワちゃんを食ってました。

ゾンビを殺すシーンのない作品というテーマがあったにしろ、予想のできる展開が時間の経過とともに描かれているだけで、これと言った盛り上がりもなく終わっていったのは残念ですね。

とは言うものの、心を打つシーンもちゃんと後半に用意されています。

マギーをhuluで見る

親子愛は伝わってきた

マギー

ゾンビに変異するのがわかっていても、実の娘を殺すことが出来ない父親と、自分の最後を父親に託す娘との間に、信頼と愛が満ち溢れていました。

娘を殺すくらいなら、噛まれて自分もゾンビになろうとするウェイドと、その気持を知ってか、ほほゾンビに変異しているのに理性で思いとどまり、ソファで眠る父親のおでこにキスして、自ら死を選ぶマギーの心情は察するに余りあります。

そして、自宅の屋根の上から飛び降りたマギーの脳内では、幼かったころの楽しい思い出が蘇っているのですが、そこには「大きな後悔」が宿っているように見えて仕方ありませんでした。

若さゆえに、外出禁止令の出ている街に出かけていった自らの無謀さを後悔し、義理の母であるキャロライン(ジョエリー・リチャードソン)の本心を理解できるがゆえに、自分の立場に後悔し、可愛くて仕方ない弟と妹と永遠に別れることになった状況を後悔している・・・。16歳で人間以外の存在になってしまう自分と、すでにそうなってしまった恋人の運命への嘆きも伝わってきます。

ですが、好きだった母親の元へいけるという僅かな喜びも感じ取ることが出来たので、すべての状況を受け入れたということなのでしょうね。

マギーをhuluで見る

ツッコミどころもあります

マギー

感動作を作るなら、つっこみどころは作ってほしくないですね。ひとつだけ「それはもうちょっとなんとかしてほしかった」という場面がありました。

それは、マギーがバーン医師の診察を受けに来たときのことです。

人へ感染する腐歩病ウィルスに侵されているマギーと、一般の病気の診察を受けに来ている小さな子どもが、同じ待合室で診察を待っているという状況には、強い違和感を感じました。

いくら田舎町の個人診療所だったとしても、医師としてはこのウィルスの怖さを認識しているはすなんです。

バーン医師は、診察前のマギーの状態を完全には把握していないわけですから、「万が一待合室内でゾンビに変異したら?」というところまで配慮しておくべきなんですね。

サングラスをはずしたマギーの顔を見て、小さな子どもの母親が、マギーから離れるように指示したのも当然の行動だと思いますし、もっと考えれば別室を用意していないバーン医師に対しての信頼を失ってもおかしくない状況ですね。

病気を治しに来ているのに、死のウィルスに感染してしまったでは、話になりませんから。

バーン医師も、マギーを診察するときに、手袋はするんですけどマスクはしないんですよ。空気感染はしないという設定なのかもしれませんが、それなら警察がマギーの恋人でウィルスに感染しているトレント(ブライス・ロメロ)を連行するときに軍用マスクを装着していたことと整合性がとれません。

医療の現場は感染リスクが非常に高いわけですし、いろいろな患者さんを診る立場としては、しっかりとした対策をとってほしいですね。

こういう違和感を感じてしまうと、感動作でも感動しきれなくなるので、本当に勘弁してほしいところです。

あぁ、ホラーに厳しい私の愚痴が今回もでてしまった。。。

マギーをhuluで見る

2週間無料で楽しめる!↓↓↓お試しはバナーをクリック!↓↓↓

[紹介している作品に関しては、現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式サイトにてご確認ください。]

-洋画 ホラー&サスペンス
-, ,

Copyright© 海外ドラマと映画 ネタバレとレビュー , 2020 All Rights Reserved.