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【雲のむこう、約束の場所】新海誠の近未来SF作品です。

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雲のむこう、約束の場所

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監督、脚本、製作総指揮を新海誠が担当したSFアニメ作品。さて、そのあらすじは・・・

ユニオンによって占拠されてしまった北海道は「蝦夷」と名前を変え、津軽海峡を境に日本は南北に分断されてしまっていた。

そして、圧倒的な科学力を持つユニオンは、はるか上空まで伸びる「ユニオンの塔」をその地に建設していた。

中学生の藤沢浩紀(吉岡秀隆)と白川拓也(萩原聖人)は、その塔の近くまで飛ぶという夢を持ち、密かに「ヴェラシーラ」と名づけた飛行機を制作していた。

浩紀が思いを寄せる同級生の沢渡佐由理(南里侑香)に、ふとその話をしたところ、彼女も塔まで行ってみたいということになり、その夢は3人のものとなった。

ところがある日、突然佐由理が姿を消したことで、ヴェラシーラを飛ばす計画も立ち消えてしまったのだった。

青森と東京という、別々の高校に進学した浩紀と拓也は、あの頃のように頻繁に会うこともなく、それぞれの日々を過ごしていた。

浩紀は時々佐由理の夢を見ていたが、ある手紙をきっかけに、佐由理が突然いなくなった理由を知ることになる。そして再び、ヴェラシーラを飛ばす決心をするのだった。

ユニオンと日米連合軍の開戦が秒読みとなる中、浩紀は拓也に協力をあおぎ、ヴェラシーラ飛行のための準備をすすめていく。そして、それは眠り続けている佐由理を覚醒させるためでもあったのだった・・・というストーリー。

2004年作品。1時間30分。第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞受賞。

雲のむこう、約束の場所を観た感想

新海誠さんの作品を見るのは、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」につづいて3作品めなのですが、今作品は「平行世界」を題材にしたSFということで、今まで見た2作品とはちょっと趣向がちがっていました。

ただ、作品のベースに流れる「男女がお互いを思う気持ち」は共通であり、それこそが新海誠さんが伝えたい不動のテーマであるとも思えるんですね。

ネコのチョビを登場させたりして、「秒速5センチメートル」の世界とこの作品の世界が平行世界で繋がっているという仮定も楽しめるような設定になっていました。なかなか心憎い演出です!(「秒速5センチメートル」のほうが公開は後ですが。。。)

声優さんに関しては、吉岡秀隆さんが浩紀を担当していたのはすぐに分かったんですが、拓也が誰の声なのか最後までまったくわからず、それが萩原聖人さんだと知ったときはかなり驚きました。

「闘牌伝説アカギ」でも中学生の声を担当していましたが、この人は声優としてはすごい才能を持っているんだなと、改めて感じましたね。

いわゆる「アニメの声優」っぽくないというか、俳優の延長として声優があるというか、うまく説明できないんですけど、限りなくナチュラルなのにちゃんとアニメ世界にはまっているんですよね。

演技でもそうですが、素人さんが普通に会話しているシーンを隠し撮りしても、映画やドラマのような雰囲気は生まれないものですよね?独特の空気感というのは、やはり役者さんが演じるから作り出せるものだと思うのです。

それはアニメも同じだと個人的には思っていて、「自然なんだけど、ちゃんと計算されてセリフを伝えている」と思うのです。

そういう意味で、萩原聖人さんは誰よりも声優さんであり、誰よりも声優さんでないという気がするわけです。・・・・うまくいえないですけど、そういう感じです(笑)

この作品は、せつなくてキュンキュンくるというラストではなかったのですが、それでも10代の若者がもう一度人生を構築するという決心をするあたりは、グっと来ましたね~。

年齢がいくつだろうが、何かを強く決心するときというのは訪れるものなんだなと。もちろん、数年後にどうなっているかは誰にもわかりませんが、この時、浩紀が心に誓った決心は揺るぎないものになっていたように思います。

特別な体験をした二人はどうこう・・・みたいな心理学的解釈もあるようですが、そういうことでは説明できないつながりが、浩紀と佐由理の間には存在する気がしますね。

生まれる前からそうなることを運命づけられていたというか、生まれ変わってもその関係性は変わらないというか・・・・。

どことなく「新世紀エヴァンゲリオン」の香りも漂う、非常に面白い作品でした。

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沢渡佐由理というキャラクター

女優さんではないですが、沢渡佐由理の声を担当した南里侑香さんは、かわいい声とかわいい演技をしてくれていました。

雲のむこう、約束の場所 沢渡佐由理

過去に見た新海誠監督の2作品に登場する女性(特に近藤成美さん)は、もっと切ないというか、影の部分が見え隠れしたんですが、不思議と沢渡佐由理にはそういう部分を感じなかったんです。

状況的には悲惨なんですけど、切羽詰まった悲壮感がない印象なんですね。

それは南里侑香さんの声質や演技力に大きく関係していると思うのですが、見ていて胸が締め付けられるということがなかったので、個人的には楽な気持ちで最後まで見ることができました。

重たくなり過ぎないキャラになっていたので、すごくヨカッタです。

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雲のむこう、約束の場所のネタバレ

雲のむこう、約束の場所
青森県津軽郡の中学校。

そこからは、南北分断でユニオン領となってしまった北海道に建設された「ユニオンの塔」が見える。今では「蝦夷」と呼ばれるようになったその地に、自作飛行機「ヴェラシーラ」で近づいてみたいという夢をもつ二人の男子生徒がいた。

藤沢浩紀と白川拓也は、岡部(石塚運昇)が経営し、米軍の下請け工場となっている蝦夷製作所でバイトして、飛行のための資金とノウハウを準備していた。

浩紀には、密かに思いを寄せるクラスメイトがいた。沢渡佐由理である。

ついユニオンの塔まで飛ぶ計画があることについて口を滑らせてしまった浩紀は、興味を示す佐由理をバイト先の蝦夷製作所に連れて行くことにした。

そして、南北分断前に作られた駅のひとつで、今は廃駅となっている建物を自分たちの製作所としている場所に連れて行き、ユニオンの塔まで一緒に飛ぼうと約束した。

ところが、突然佐由理が姿を消してしまったことで、その計画はうやむやになってしまったのだった。

3年後。

拓也は、「米NSA嘱託 青森アーミーカレッジ戦時下特殊情報処理研究室」で働いていた。同施設の富澤研究室で脳科学を担当する笠原真希(水野理紗)は、富澤常夫(井上和彦)教授からの指示で、拓也のフォローをする立場にあった。

拓也たちは、平行宇宙、平行世界との接触について研究しており、基礎物理から大きくリードされているユニオンに少しでも近づけるように日々努力していた。

ユニオンの塔は、彼らが研究する「平行宇宙(分岐世界)」に関係していると考えられており、その設計者エクスン・ツキノエは、佐由理の祖父なのだった。

佐由理は東京の病院で、厚生省の保護のもと、3年間も眠り続けていた。

「96年型ナルコレプシー患者」と認定され、ユニオンの塔と彼女の眠りが大きく関係していると捉えられている。

雲のむこう、約束の場所
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そしてある日、厚生省の依頼により、佐由理を東京から青森へと移送される決定がなされた。

佐由理は入院当初、浩紀と拓也に突然いなくなった理由を説明するため、岡部あての手紙をしたためていた。

3年がたち、岡部は東京にいる浩紀にその手紙を送った。

浩紀は手紙を読んですぐに病院へと会いに行くが、すでに青森に移送されたあとだった。ただ、そこには佐由理の意識は残っており、浩紀はそこで佐由理の意識とリンクし、懐かしいあの廃駅で再会を果たした。

そして、浩紀はもう一度ヴェラシーラを飛ばすことを決心したのだった。佐由理をユニオンの塔に連れて行けば、必ず目を覚ますという確信に似たものが浩紀にはあった。

ユニオンと日米連合の開戦が確実になってきており、岡部たちも自らの「ウィルタ解放戦線」の活動として、ユニオンの塔の爆破を計画している。

そして、開戦のドサクサに紛れてヴェラシーラを飛ばすという浩紀に、その役割を任せたのだった。

ユニオンの塔を中心に、平行世界に飲み込まれようとしている状況を阻止するには、佐由理の覚醒と、PL外殻爆弾によるユニオンの塔の破壊が必要だと考えている。

自分たちの世界を守るための行為であり、岡部と浩紀の思惑が完全に一致したため、浩紀は塔の破壊の実行役となった。

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