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【言の葉の庭】大人の女性と男性高校生の心のつながりを描く新海誠作品

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言の葉の庭

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新海誠監督6作目の短編アニメ作品。。さて、そのあらすじは・・・

高校に入学して2ヶ月のタカオ(秋月孝雄/入野自由)は、雨が降ると午前中の授業をさぼって新宿御苑の中にある休憩所へと向かうことにしていた。

ある日、そこで缶ビールを飲み、チョコレートを食べながら読書している女性と出会う。

その日以降、雨が降る日には二人はそこで顔を合わせ、いろいろな会話をするようになっていった。ずいぶんと打ち解け心を許せるようになったタカオは、自分の夢は靴職人になることだと打ち明ける。

彼女の名前も職業も知らないまま、7月を迎え、タカオはその女性から値段の張る靴の本をプレゼントされた。それはタカオが作った弁当をたくさん食べさせてもらったお礼の代わりだという。

タカオは女性用の靴を作っているのだが、うまく行かないとその女性に悩みを話した。すると彼女はおもむろにパンプスを脱ぎ、足のサイズをタカオに計測させてくれたのだった。

不意に、彼女が何者かが判明するときが訪れた。実は彼女はタカオが通う学校の古典の先生で、ユキノ(雪野百香里/花澤香菜)という名前だったのだ。

彼女が学校をさぼってあの場所にいた理由を知り、複雑な思いを抱くタカオ。そしてその後、ふたりの関係は微妙に変化していくことになるのだった・・・・というストーリー。2013年作品。46分。

言の葉の庭を観た感想

もうせつなすぎて、胸の奥がキュンキュンきてしまう作品です。15歳の高校生と、27歳の心にキズをおった大人の女性の、恋というのとはまた違った精神的なつながりが、「人間同士の信頼関係は年齢ではない」ということを教えてくれます。

絵の美しさ、どこにでもありそうな物語のシチュエーション、登場人物たちが抱えた葛藤や悩み・・・そういったものが圧倒的なリアルさをともなって、見ている側の心に入り込んでくるんですね。

いやぁ、新海監督は天才!万葉集の短歌を絡めてくるあたりも、本当にセンスがいいと思います。

そして、ユキノの声を担当した花澤香菜さんの声がいいんです!「となりの関くん」の横井るみちゃん役も可愛かったですが、それとは全く違うキャラクターをばっちり演じていて、個人的には言うことなしの満点でした!

新海誠監督作品では、「秒速5センチメートル」でも、篠原明里の声を担当した近藤好美さんの声も抜群によかったですが、新海作品に登場するキャラクターの女性声優さんは、大人がきちんとみれるアニメーションという雰囲気をきちんと守れる人が選ばれている気がします。

そして、その声はどこか儚げで、男性の「守ってあげたい願望」を刺激するんですよね。甘いトーンなのに、ほんのかすかにハスキーさも加わったような、そんな絶妙の声だと感じます。

46分というショートストーリーですが、見終わったあとの満足感は2時間の映画にも負けていません。

秦基博さんが歌う、大江千里さんのカバー「Rain」がエンディングで流れたときに、さーっと鳥肌がたちました。

ストーリーの内容と歌のメロディ、歌詞、歌声などが完璧にマッチし、作品のエンディングにふさわしい空気感を作り上げてくれたからだと思います。

この作品を観終わってすぐ、新海誠作品をコンプリートしようと心に決めたのでした。

言の葉の庭に登場する女性キャラクター

ユキノ(雪野百香里)さんは、ルックスもいいんですよね。
言の葉の庭ユキノ(雪野百香里)
タカオでなくても心が揺さぶられるのは当然でしょう。12歳年上の女性って、高校1年の男子からしたらまず恋愛対象外でしょうけど、精神的に大人のタカオにとって、そこは大きな問題じゃないのかもしれません。

唯一のハードルは、自分がまだ高校生ということだけでしょうね。生活していけるだけの収入があれば、この年齢差は意味をなさないと感じました。

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言の葉の庭のネタバレ

6月の雨の日、新宿御苑でタカオが出会った名も知らぬ女性は、たち去り際に、「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」という万葉集の短歌を残した。

タカオはうろ覚えのその短歌をメモに書き出し、帰宅した兄の秋月翔太(前田剛)に知っているかと尋ねる。兄は知らないと答え、そういうのは母に聞けと言った。

雨が降るたびに同じ場所で顔を合わせるようになったふたり。

名前も仕事も、住んでいるところも生い立ちも、彼女のことは何も知らないまま、タカオは自分は靴職人になりたいと彼女に打ち明けた。

そんなタカオにはわかっていることが2つだけある。

  • 彼女にとって15歳の自分はただのガキだということ
  • 靴を作ることのみが自分を違う世界に連れて行ってくれるということ

ある日、タカオと彼女はお互いに作ってきた弁当のおかずを交換しあうことになった。彼女のつくってきた弁当は、それはひどい味で、そのことをタカオはからかった。

彼女はといえば、味覚障害でビールとチョコレートの味しかわからなかったのが、タカオの作った弁当の味だけはちゃんと味わえるということを喜んでいた。そして、同じ職場に勤めている元カレに退職の手続きをしてもらいつつ、味覚障害を改善させてくれる食事を作るタカオのことを、おばあちゃんというウソの存在にして元カレに話していた。

そして、おそらく不倫だったであろう元カレにさえ、そんなウソばかりついている自分に対して落ち込むのだった。

9月。

2学期が始まり、タカオが友人の松本(井上優)とその彼女の佐藤(潘めぐみ)と職員室前を歩いているとき、あの女性とすれ違った。

佐藤は彼女のことを「ユキノ先生」と呼び、松本も「ユキノちゃん、学校にきたんだ」とつぶやいた。

彼女は3年の古典を受け持つ教師で、名前を雪野百香里(ユキノユカリ)と言った。そして、相沢(小松未可子)という女生徒の彼氏が一方的にユキノのことを好きになったことを逆恨みし、その彼女である相沢がユキノをいじめはじめ、それはどんどんエスカレートし、根も葉もない噂が父兄の耳にまで届き、とうとうユキノは学校へこれなくなってしまったのだった。

言の葉の庭

その話を聞いたタカオは、3年の教室に相沢に会いに行った。怒りを込めて彼女の頬にビンタしたのだが、それを見ていたとりまきの男子に、逆にボコボコにされてしまった。

晴れた日にもかかわらず、タカオはあの場所へと足を向けた。そこにはユキノもいた。

タカオはユキノに向かって、「雷神(なるかみ)の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば」と、あの短歌の返し歌を詠んだ。

「雨が降れば、あなたはここにとどまってくれるでしょうか?」という問いに対して、「雨など降らなくてもここにいる」という答えの歌だ。

突然雷雨になり、ビショ濡れになってしまった二人は、ユキノのアパートへ。タカオはそこでオムライスを作り、濡れた洋服を乾かしていた。

タカオはユキノを先生ではなく「ユキノさん」と呼び、好きだと告白した。

ユキノは一瞬間を置いたあと、「ユキノさんじゃなく、先生でしょ」と返答し、来週実家のある四国へ帰ると伝えた。

それを聞いたタカオは、すっと立ち上がり「帰ります」と部屋を出て行った。その後、ひとりで涙を流しながら、タカオとの出会いからを思い出していたユキノは、裸足で部屋を飛び出しタカオの後をおいかけた。

階段の踊り場で景色を眺めているタカオ。

彼は、自分が何の力もない15歳だということをいたいほど理解しており、その思いのたけを思い切りユキノにぶつけた。

そんなタカオに抱きつき、「私、あなたに救われたの」と叫ぶユキノ。

季節はめぐり、ユキノはどうしているかと思いにふけるタカオはある雪の日、あの場所で一通の手紙を読んでいる。それはユキノからの手紙で、2014年2月3日という日付と靴のイラスト、また手紙を書くというメッセージで締められていた。

カバンからユキノのために作った靴を取り出し、いつも二人が時間を過ごしていたその場所にそっとおいたタカオは、「歩く練習をしていたのは僕も同じだと思う。もっと遠くまで歩けるようになったら会いに行こう」とつぶやくのだった。

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