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【インスタント沼】コネタ連発のコメディ

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インスタント沼

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三木聡氏が監督・脚本のコメディ。さて、そのあらすじは・・・

蒲公英出版社(TANPOPO Publishing Co.,Ltd)の雑誌「HATENA」の編集長、沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、雑誌廃刊をきっかけに出版社を退社し、自分の父親かもしれない骨董店の「電球商会」の主人、沈丁花ノブロウとの出会いによって、骨董品に興味を持つようになる。

自分でも「黒いものしか扱わない骨董店『空白』」を開店させ、順調に売上をのばしていたところ、電球商会の閉店の話を聞く。

父親が「沈丁花家に代々伝わる鍵」を100万円で譲ると言われ、それを買い取ったハナメは、その鍵がかけられている古い蔵に向かい・・・というストーリー。2009年公開。2時間2分。

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インスタント沼を見た感想

インスタント沼

オープニングから数分の間に、いったいどれだけのロケ地でカメラをまわしたんだ?っていうくらい、さまざまな場面が矢継ぎ早に現れて、しかもベタなおやじギャグなども織り交ぜつつ、ハナメのナレーションが、一種噺家の語りのようになっています。ここで、がっちりハートを掴まれた感がありますね。

そして何と言っても食べてみたいのが「しおしおミロ」。大さじ10杯のミロと牛乳12,5ccをマグカップの中でこねて作るというものなのですが、コレがココアアイスのような見た目で結構美味しそうなんですよね。主人公の沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、3歳のときから朝はこれと決めているそうです。

まぁ、それにしても、この作品の「ごった煮具合」というのはすごいものがありますね。

いくらコメディ映画といえども、ここまでとっちらかるのも珍しいと思いますし、普通は作品に一貫して流れるテーマみたいなものがあると思うのですが、そういうのは完全に無視しているようにも感じます。

ただ、主人公のハナメを演じた麻生久美子さんのキャラクターが飛び抜けていたので、そういう意味では統一感はあったのかなと・・・。

そういえば、作中にバンバン出てくるギャグ的要素も統一感を感じさせるものだったのかな?とも思いますし、そう考えると、キャラクターの濃い俳優さんをこれまた濃いキャラで出演させているのも統一感?とか思ったり。

要するに、とっちらかっているのか統一感があるのか、それさえもよくわからない出来上がりだということですね。

でもまぁ、コメディとしては秀逸な作品だと思います。特に登場する小道具とか、セリフ回しとかにそのセンスを感じずにはいられないんですよね。

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インスタント沼でクスっときたネタの数々

インスタント沼

  • 実家に泊まった時の母親との腕相撲
  • 庭にいるカッパ
  • ハナメが道ですれ違う小学生が持っている標語を書いた立て看板には「やみくもに生きない」「踊らされない人」
  • 「断言した」のことを「だんげった」
  • フリーライター市ノ瀬千(ふせえり)と食べた猛臭ラーメン「スカンク」
  • 「なんらもな」という言葉。「なんだかな?」ってことでしょうか?
  • 飯山和歌子(相田翔子)のセリフ「よろしくおねがい島津藩」
  • 雨が降ってきたときに三角コーンをかぶる
  • 意識不明で寝ている母親(松坂慶子)にハナメが「眠りの森の美女か、あんたは!」とツッコミ
  • 骨董品のオピニオンリーダー的な店「無能」
  • 人生がジリ貧のハナメがお茶を入れると、茶柱が「凶」
  • リサイクル業者「もったいないお化け社」スタッフはみんな変なリーゼント
  • 川沿いの遊歩道を馬を連れて歩いている人がいる
  • USAファームはうさぎの繁殖を請け負っている
  • ツタンカーメン型占いマシーンは、映画「ビッグ」のオマージュか?
  • カメラマン雨夜風太(松岡俊介)の髪型はアルシンドのようにカッパ型

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インスタント沼の出演女優

インスタント沼・麻生久美子
やっぱり麻生久美子さんのキャラクターあっての、この作品でしょうね。

「時効警察」のときもそうでしたが、クールすぎない、可愛すぎない、オオボケすぎない、イヤミすぎない、どんくさすぎない、かしこすぎないという、本当に絶妙な女性を演じさせたら天下一品ですよね。

そしてググっときたのが、ノースリーブの衣装が多いということ。これがまたよく似合うんですよ。ちらっと脇の下が見えるシーンも、変な色気はないのにそそられるっていうこれまた絶妙さ。

ローティーンの頃の、彼女の絶世の美女ぶりを知る私としては、「よくぞ、ここまで育ってくれた」と、親心的な視線で見てしまうところもあるのですが、ちょっと草食動物っぽい鼻から口にかけても愛らしくて仕方ありません。かわいすぎるロバっぽいっていうか・・・。

麻生久美子さんだけでなく、編集部員の立花まどかを演じた白石美帆さんもかわいかったですね。そしてスタイルが素晴らしく良い!

麻生久美子さんもスレンダーで足が長くモデルさん体型なのですが、白石美帆さんはさらに凹凸をつけたナイスバディで、また水着グラビアをやってほしいななんて思ってしまいました。

ただ、屋上でタバコを吸うシーンは、明らかに白石美帆さんは日頃からタバコを吸ってないのがまるわかりでした。タバコの持ち方が下手すぎるんですね。でも、これも演出なのか?という気さえしてくるので、監督の策略にはまったのかもしれません。

そして、チョイ役の編集部員甲賀役で芹那さんも出演しています。まだブレイクする前なのでセリフもない役ですが、黙ってればやっぱりかわいいんですよね。腹黒くなければ結構好きなタイプなんですけど・・・。

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インスタント沼のネタバレ

人生ジリ貧のハナメは、その原因となっているのが、

楽な暮らしをしたいがために、金持ちの女のところにいった父からもらった黒い招き猫を、近所の沼に沈めたせい

だと考えています。

ジリ貧具合は仕事にも現れていて、自身が編集長として都会的な大人の女性のための雑誌を作っているのに、売上が伸びず返品の嵐。あげく、斬新な企画をということで心霊特集をすることになったりと、かなりの迷走気味です。

結果的にこの雑誌「HATENA」は廃刊となり、それをきっかけにハナメは退職することになるのですが、そこからも迷走は続きます。

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8歳の頃に出て行った、父親かもしれない沈丁花ノブロウの骨董店に入り浸り、そこでパンクスのガス(加瀬亮)と出会い、人生リセットするために家具などを全て引き取ってもらい、骨董に興味を持ち自ら骨董品店をオープンさせるのです。

最初はありきたりな品揃えをしており、まったく売れなかったのですが、ノブロウの言葉をヒントに「黒いものしか取り扱わない」というコンセプトでリニューアルしたところ大ヒット。やはりターゲットを絞ることは重要なんだなと思わせてくれました。

これ、実はマーケティングを勉強している人には、すごくためになる作品なんじゃないか?と、このあたりから思い始めてきました。

・断捨離 → リスタート → ターゲット設定

これって、どんな職種の人でも経験があると思いますし、実際にこういう手順をとってから業績が上向いたっていう実例も多そうですからね。

さて、物語のほうはノブロウの胡散臭さと、パンクスなのに常識派のガスの人間性をかもしだしつつ、強引なラストへと突っ走っていきます。

「パンツの穴」のラストで、UFOが突然現れて全てを解決していった、あのシーンを思い出してしまいました。それくらい突拍子もないオチだということです。

ただ、ハナメのラストのセリフ「とにかく水道の蛇口をひねれ!そして、その嘘と意地と見栄で塗り固められたしょうもない日常を洗い流すのだ!」というのは、なぜだか胸をうたれました。

ある意味、ここでも断捨離とリスタートということが表現されているんだなと思うと、実は非常に奥の深い映画なのではないかと思ってきたり。

ということで、もう一回見なおしてみようと思います。

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