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【ヘルタースケルター】整形依存のモデルを沢尻エリカが熱演!

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ヘルタースケルター

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岡崎京子原作の漫画を蜷川実花監督が映像化。さて、そのあらすじは・・・

「女子がなりたい顔ナンバーワン」に選ばれた、女子高生のカリスマりりこ/比留駒春子(ひるこまはるこ/沢尻エリカ)は、全身整形を行い美しさを手に入れているのだが、当然のようにそれを公表していない、いわば、作られたカリスマなのだった。

様々なファッション雑誌の表紙を飾り、ドラマやCMに出演し、売れっ子としての毎日を過ごしていた。

ところが、りりこが整形手術を行った「麻布プラチナクリニック」では、患者の自殺やトラブルが起こっていて、事件性ありととらえた検察が調査を開始している。

りりこの顔にも青いアザが現れ、仕事を休んでメンテナンスを行うことになる。不正で臨床数の少ない手術方法をとっているため、免疫抑制剤を摂取し続けなければならないが、りりこはその薬剤のせいで精神までも不安的になっていく。

その頃、後輩の吉川こずえ(水原希子)の人気が出てきたことや、彼氏の南部貴男(窪塚洋介)の婚約者が出来たことなどのせいで、さらに不安感や怒りが沸き起こってくる。

自分の人気や恋愛を守るために、犯罪に手を染めるようになるりりこ。ある日、全身整形や風俗嬢だった過去が世間にばれ、記者会見を行うことになるのだが・・・というストーリー。

2012年アスミックエース/WOWOWフィルム作品。2時間7分。

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ヘルタースケルターを観た感想

この作品の原作マンガは読んだことはないのですが、映画を見た限り、主演のりりこ役を沢尻エリカにしたというのは、完璧なキャスティングだと思いますね。

世間の沢尻エリカイメージというのは、「わがまま女王様」「性格最悪」「あまり頭がよくない」などというネガティブなものが大半だと個人的に思うわけですが、まさにそのキャラがりりこと重なりまくるんですよね。

全身整形かどうかは知りませんが、少なくともマネージャーやスタッフにとっている偉そうでわがままな態度は、「沢尻エリカも、裏側ではこんなんだろうな」と思わせるものでしたから。

ガチでリアルというか、見ていて「逆に、りりこのモデルは沢尻エリカなんじゃないか?」とさえ思いましたからね。

ヘルタースケルター・沢尻エリカ

りりこの部屋やファッション(デザイン:篠塚奈美/長瀬哲朗)など、蜷川実花監督の世界観もしっかり出ていて、ゴージャスなのにどこか生活感のない空間を作り出すことで、「虚像としてのタレント」をうまく表現していたと思います。

単純に、りりこのファッションを楽しむということも出来ますし、話題になったヌードシーンや濡れ場など、隠微な世界観が好きな人も楽しめると思います。

ただ、エンディング近くになって浜崎あゆみの曲がかかった瞬間、作品が安っぽくなってしまったので、それが残念でしたけどね。

まぁ、女子高生たちのカリスマとしてのりりこを表現するには、当時、絶大な人気のあった浜崎あゆみの楽曲は外せなかったのかもしれません。彼女も今では過去の人になってしまいましたから、そういう意味では当作品にはマッチしたと言えますね。

ちなみにタイトルの「ヘルタースケルター」には「しっちゃかめっちゃか」という意味をもたせているようです。ビートルズの曲がモチーフになっているわけではなさそうです。

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ヘルタースケルターの出演女優

主役のりりこを演じた沢尻エリカは、さすが演技はうまいな~と感じましたが、吉川こずえを演じた水原希子ちゃんが可愛さでは圧倒していましたね。

ヘルタースケルター・水原希子

演技も自然で、「ノルウェイの森」に比べると違和感がないものでしたし、どこか冷めつつも度胸の据わった女性を演じきっていました。

そして、脇を固めたベテラン女優陣も素晴らしかったですね。

りりこの事務所の社長、多田寛子(桃井かおり)。りりこの垢抜けないマネージャー、羽田美知子(寺島しのぶ)。美容外科医の和智久子(原田美枝子)。この人達がいたからこそ、きちんとした完成度の作品に仕上がったのだと思います。

チョイ役で平愛梨ちゃんとか、近野成美ちゃんが出演しているのも見逃せませんよ。

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ヘルタースケルターのネタバレ

ヘルタースケルター
りりこは、彼女が「ママ」と呼ぶ事務所の社長によって作り上げられた虚構のカリスマモデル。

「元のまんまなのは、目ん玉と耳と爪とアソコくらいなもの」という全身整形によって、女子高生をはじめ若い女性たちの人気を獲得しているのだった。

ある日、おでこに青いアザを発見したりりこは、社長に相談しメンテナンスのための再手術を行うことにする。そして、スタッフには隠し通せないと考えた社長は、専属ヘアメイクの沢鍋錦二(新井浩文)に整形のすべてを打ち明け、今後もりりこのヘアメイクを任せると伝え、大きなルビーのリングを口止め料として渡すのだった。

りりこは「麻布プラチナクリニック」へと向かい、再手術を受けるために院長の和智久子のレクチャーを受けていた。そのとき階下で患者の女性がクリニックへのクレームを叫び、スタッフにとめられているのを見た。

実は、このクリニックの院長は、元産婦人科医の夫と組んで皮膚や臓器などを不正入手し、不正な移植手術をおこなっている疑いで検察にマークされているのだった。

実際に、このクリニックの患者で術後の身体トラブルを苦に自殺した女性も存在するのだ。被害者となったそのうちのひとりが、先ほどクレームを叫んでいた女性なのだった。

移植医療を受けた患者は、永久に免疫抑制剤を摂取し続けなければならない。

りりこは、再手術を受けるためにしばらく休みをとったあとも人気が落ちることなく、「ビューティーアイスバー」「キュアライン」などのCMが7つ、ドラマ出演、ハリウッドからのオファーなど仕事が途切れない。

ところが、自分自身の心の中には、自分のおかれた状況に対して変化が起きてきている。

「カメラのシャッターが押されるたびに、どんどん空っぽになって行く気がする」
「もう終わっちゃう。でもいいんだ。全部わかっていたことだから」

自宅の部屋で、マネージャーの羽田美知子にそう話しているとき、自分の目尻の下側とおでこに大きなアザが出来ているのを発見する。

自分の体が蝕まれていくことに恐怖を覚えたりりこは、「キレイじゃなくなったらみんなが離れていく」と不安になり、マネージャーの羽田だけが頼りだとくちづけする。

そして、自分に憧れ言いなりになり続ける彼女に、自分の股間を舐めるように言いつける。驚きながらもその言いつけを実行する羽田。

ある日、社長のもとに垢抜けない女子高生が訪ねてくる。彼女は「どうしてもお姉ちゃんに会いたくて」と、事務所にやって来た理由を話す。彼女はりりこの妹の比留駒千加子(住吉真理子)なのだった。

その数日後、りりこのところに千加子からの手紙が届く。その内容は、「修学旅行で東京に来たのでお姉ちゃんに会いに来たが、社長さんには住所も電話番号も教えてもらえなかった。でも、社長さんが席をはなれたときに、ノートからこの住所を書き写した。」というものだった。

数日後、りりこと特別な関係になったと思い込んだ羽田は、必要以上にりりこの世話を焼く。それを鬱陶しく感じたりりこは、「マ◯コ舐めたくらいで、調子にのってんじゃねーよ!この変態女!」と罵声をあびせる。

わがままが増長していくりりこは、彼氏である南部貴男(窪塚洋介)とのデート現場を、羽田を使ってマスコミにリークさせる。そして、千加子と会う段取りもさせたのだった。

りりこは千加子に整形を勧め、「キレイになれば強くなれる」と話す。そして、妹の口ぶりから、社長が実家に仕送りをしていると言っていたことは嘘だったということを知ることになる。

そのことを社長に問い詰めると、りりこに設備投資した分が回収できていない。だから仕送りも出来ないと告げられる。整形手術代やメンテナンス代がかさんでいるということだった。

そんなとき、新人の吉川こずえに引き合わされ、りりこはその美しさに嫉妬を覚える。こずえの人気は上昇し、雑誌の表紙をどんどん飾るようになり、りりことコンビを組み「パルコグランバザール」のCMに共演することになった。

ヘルタースケルター
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ずっと自分が表紙を飾ってきた雑誌もこずえにとって変わられ、仕事をやめたいと泣きわめくりりこ。それを社長がなんとかたしなめて落ちつかせる。

その後、大企業の御曹司である彼氏の南部貴男が、政治家田辺悦太郎の次女と婚約したというニュースが発表される。彼から指輪をプレゼントされていたりりこは、南部に電話し怒りをぶちまける。

彼が言うには、「立場上、君と結婚することは出来ないけど、一番好きなのはりりこだ。形だけの結婚をするだけだ」と話し、「一緒にハネムーンに来る?」と聞く。あきれたりりこは電話を切ってしまう。

怒り心頭のりりこは、その怒りを解消するために同棲している羽田の家に上がり込み、羽田の彼である奥村伸一(綾野剛)を目の前で寝とってしまう。

二人を自分のコントロール下においたりりこは、南部の婚約者を襲うように指示。奥村が実行役となって、犬の散歩中の婚約者の顔に硫酸をかける。

世間では、麻布プラチナクリニックの患者から二人目の自殺者がでた。

同時に、りりこの首筋に青いアザが。沢鍋錦二からの報告で、スタッフの間では、「りりこの肌に弾力がない」という異変に気付き始めた人が増えてきたことを知った社長は、「もう、りりこもおしまいかな」という思いを持ち始める。

この事案の担当検事である麻田誠(大森南朋)は、顧客に政治家が多いことで、鉄のカーテンで守られている麻布プラチナクリニックの捜査を進展させるため、りりこに会いに行く。

クリニックの不正な行為について法廷での証言を依頼するが、クリニックなど行ったことも無いと断るりりこ。

そんな彼女に麻田は、比留駒春子が本名で、過去の様々な経緯を知っているということを匂わせる。そして、硫酸事件の現場近くにりりこの車が停まっていて目撃者もいること、実行犯は羽田と奥村だということもわかっていると伝える。

動揺するりりこに、「アリアドレの糸なんだ」と言葉をかけ、クリニックに関する資料が入った封筒を渡し立ち去る。

ヘルタースケルター
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自宅に帰りテレビをつけると、「ビューティーアイスバー」のCMの出演者は、自分からこずえに変わっていた。そして麻田から受け取った封筒の中身を確認すると、整形前の自分の写真が何枚もはいっていたのだった。

羽田に「こずえの顔をメチャクチャにしろ」と命令したりりこは、そのあと幻覚を見始める。そして、テレビの収録の途中に、激しい幻覚のせいで取り乱してしまい失神、出演者を困惑させてしまう。

カッターナイフを持った羽田は、花やしきでの撮影中、ひとりで休憩をとっているこずえと対峙するが、「いいよ、やれば」と落ち着いた態度のこずえを前に、りりこの命令を実行することが出来ない。

自宅で目が覚めたりりこと、その側にいる羽田。こずえの顔を切りつけることが出来なかった羽田をなじり、そこにかかってきた社長からの電話で休業をとるように言われ、りりこは休むことでみんなから忘れられることを恐れる。

泣き叫びながら部屋を飛び出すりりこ。散らかった部屋を片付けているときに、羽田は麻田が渡した過去のりりこの写真を発見する。そしてその写真を複数のマスコミに郵送するのだった。自分の彼を寝取られた復讐として、そうしたのだろう。

その写真や過去の暴露を知ったマスコミが自宅に押し寄せてくる。

世間ではりりこの整形や過去の件で大騒動になっている。記者会見を開くことになり、作家に原稿を用意してもらうが、会見の場でりりこは一言も喋らずにナイフで自分の右目を刺しその場に倒れてしまう。

クリニックの事件の16回目の公判。訴訟をおこした患者は、のべ156人、自殺者9名、行方不明者(りりこ)1名。街では、りりこの伝説の写真集が復刊されており、大々的な宣伝が行われている。

こずえが撮影の仕事の打ち上げで、最近話題になっているクラブへ足を運んだ時、スタッフとして働く羽田の姿をみかけた。そこには奥村の姿もあった。

誘導されるように、店内を奥に進んでいくとそこに部屋があり、奥にひとりの女性が座っている。

ゆっくりと振り向いたその女性は、右目に眼帯をしたりりこだった。

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