アカデミー賞作品

【ゼロ・グラビティ】これぞアカデミー賞受賞作!という完成度

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ゼロ・グラビティ

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アカデミー監督賞、 アカデミー撮影賞ほか7冠を受賞した大ヒット作品。さて、そのあらすじは・・・

望遠鏡にライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)のシステムをインストールするというミッションを受け、船外で作業を行っている博士たちスタッフ。

そこに、ヒューストンの管制から、「ロシアの人工衛星がミサイルで破壊されたため、その破片が飛来する。ただちに作業を中止し避難せよ」との指令が入った。

指揮官のマット(ジョージ・クルーニー)の指示に対し、「あと少しだけ」と作業を継続した博士がその手を止め、退避する前に破片が大量に飛来してきた。

その衝撃でふたりは宇宙空間に投げ出されてしまう・・・。

スタッフ

  • 監督:アルフォンソ・キュアロン
  • 脚本:アルフォンソ・キュアロン / ホナス・キュアロン
  • 撮影:エマニュエル・ルベツキ
  • 1時間31分・2013年


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ゼロ・グラビティを見た感想

とにかく、「すごすぎる!」と感動したのは、リアルさを追求した無重力の世界です。一体どうやって作り出したのか?という疑問がまったく解消されないので、いつかスタッフに種明かしをしてもらいたいですね。

アクション映画などで、無重力のシーンを撮影するときは、飛行機を高速で垂直落下させることで無重力状態を作り出しているらしいので、数分間しかもたないですが、当作品ではほぼ全面無重力のシーンですからね。

登場人物の動きも、本物の宇宙ステーションからの中継と比較しても違和感がなく、アカデミー撮影賞受賞も納得の完成度でした。

無重力以外にも、二人芝居のような形態なのに、最後まで飽きさせずに見せる演出や構成も素晴らしいですし、登場人物のキャラクター設定もよかったです。

特に、マットを演じたジョージ・クルーニーのキャスティングは満点とも言えるもので、彼の懐の深さが強く感じられたキャラクターだったと感じました。

ありとあらゆる面で、ハリウッドにはすごい才能が溢れていますよね。

クライマックスの大気圏突入のシーンは、感動して涙がでそうになりました。ドキドキハラハラから畳み掛けるようなシーンと、ライアンの独り言のマッチングが独特の空気感を生んでいましたし、ラストシーンまでのつながりも最高だったと思います。

着水して宇宙服を脱ぎ捨てて海面に浮かび上がるまでは、CGでもなんでもないリアル映像だと思うんですが、サンドラ・ブロックの運動能力もすごかったですね。海中であれだけの動きができるのは、なかなかのものですよ。

ひとつだけツッコミどころがあるとすれば、ライアンの宇宙服内のO2がほぼゼロになってから、かなり時間が経過してたうえに、脈拍がアップして呼吸量も増えたのに大丈夫なのは、ちょっと納得できないな・・・ということですね。

それ以外は、ほぼ完璧だったと思います。

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ネタバレ完全版

地球の上空600km。温度は摂氏125度~マイナス100度の間で変動する。音を伝えるものは何もない。気圧もない。酸素もない。宇宙で生命は存続できない。

宇宙に浮かぶ衛星の修理を行っているライアン・ストーン博士たち。

作業をしながら、ヒューストンと通信が行われている。

明日、地球に帰還する予定ということもあり、宇宙飛行士のマット・コワルスキー中尉やシャリフたちも心なしか浮かれたように軽口をたたいている。

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通信状態が回復せず、データ自体が地球に送られない状態に陥っているが、ストーン博士はその原因がわからず悩んでいる。どうやら、通信パネル本体が故障の原因の模様。

マットに、流している音楽を止めてもらい、修理を行う。

今回のミッションは、望遠鏡に博士のシステムをインストールすること。ストーン博士は1時間で修理を完了させると言う。マットがそれを手助けする。

博士たちが乗るスペースシャトル「エクスプローラー」にヒューストンから報告が入る。

その内容は、ロシアの人工衛星がミサイルで破壊されたというものだった。爆破により大量の破片が発生し、時速3200キロで軌道を周回中。現時点では、エクスプローラーの軌道とは重ならない。

地球を眺めながら、マットはストーン博士に「宇宙の何が好きだ?」と問う。「静けさ。心が落ち着くわ」と博士。

マットが話し始める。「このミッションは悪い予感がする。1987年のマルティグラと同じ気分だ。」ジョークのオチを言おうとしたとき、緊迫した様子のヒューストンからミッション中止の指示が入った。

緊急避難して、すぐに地球に帰還せよとの指令。

例の衛星の破片が次々と別の衛星に衝突し、新たな破片が発生している。それが猛スピードでマットたちの元へ向かっているらしい。

作業中止を指示するマットに、博士はまだ終われないと言う。それを直ちにやめるように命じ、マットはシャリフたちと避難作業に入る。

ヒューストンによると、ロシアが自国の衛星を破壊したらしいが、二次被害は想定外だったらしい。

さらに悪い事に、通信システムもやられたため、もうすぐシステムがダウンすると報告があった。

「じゃあ、フェイスブックもつながらないな」と、まだ余裕を見せるマット。

破片が飛んできたが、幸運なことに作業中の衛星のわきをすり抜けて行った。次々と飛んでくる破片に、スタッフのひとりであるシャリフがやられた。

ストーン博士は、避難しようとするがベルトがはずれず、シャトルにぶつかり、つながれていたアームごと吹き飛ばされてしまう。

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マットはベルトを外すように指示。

博士はグルグル回転しながら、さらに遠くまで飛ばされていく。

マットは博士との通信で現状を確認するように指示する。息が出来ないと博士。ヒューストンとはつながらない。

エクスプローラー号を目視で確認。ISS(国際宇宙ステーション)も7時の方向だということも確認。

博士は、マット・コワルスキー中尉に呼びかけるが応答なし。ヒューストンに、アームから離脱して宇宙空間を漂流中だと報告するが応答なし。

「誰か~」と叫びかけても返答がなく、不安が募っていく。

マットから通信が入る。ライトを点けろと指示されたことで位置を確認してもらえた。

今から助けに行くとマット中尉。酸素を大事にするために、呼吸を整えろと。

その後すぐに再会し、二人の体をロープでつなぎ、シャトルへと戻っていく。

通信がつながらない。しかし冷静なマットは話し続けることでいつかつながると確信している。

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時計を90分にセット。軌道から考えると、その頃にまた破片の嵐がやってくるとマットは推測している。

ライアン・ストーン博士の宇宙服内のO2が5%に減少する。

シャリフの遺体を回収、顔に穴が開いた姿を見てショックを受けつつも、博士はしっかり掴んでいる。

なんとかシャトルに戻るふたり。シャトル内は散乱しており、壁に穴が開いたことで中の女性スタッフも死亡していた。

作業をすぐ中止しなかったせいでこうなったと悔やむライアン。衝突は避けられなかったとマット。

今からISSへ向かうと、遠くの光を指差す。マットは地球に戻るには宇宙船ソユーズが必要だと言う。

ISSに救助を要請するが通信が出来ているかどうかわからない。ヒューストンからも返答がない。

移動しながら日の出が見える。

ライアンの家の場所を聞く。イリノイ州のレイクズーリックと答える。

今は午後8時ごろ。地球にいたら何をしているかとたずねる。4歳で死んだ娘がいたことを話すライアン。

O2が残り1%。

あと5分でISSに着くし、ジェットパックの燃料もちょうどそこで切れそうだとマット。ただ、宇宙遊泳記録には足りないとジョークを言う。

O2がほぼゼロに。マットは、ビールじゃなくワインみたいに吸えとアドバイスする。

クルーが非難したらしくソユーズ1は無くなっている。ソユーズ2は表面が損傷し、パラシュートが開いている。この機体で大気圏再突入は不可能だとマットは判断した。

流されているが、ジェットパックを噴射ができるのはあと1回か2回。

ギリギリまで待って噴射。強い勢いでソユーズ2に激突。ぶら下がっているコードに足が絡まって何とか止まった。そこにロープで繋がったマットが飛ばされてきた。

ライアンは、なんとかロープをつかむことに成功したが、このままではふたりとも流されて死ぬことになると判断したマットは、ロープを離せと告げた。

それを断るライアン。

マットは静かにロープを繋いでいるカラピナをはずし、「生きて地球に帰れ」と言葉を残し、宇宙空間へと小さくなっていった。

その後、マットが通信で、ISSに入るエアロックの場所を伝えてきた。ライアンのO2がなくなり、二酸化炭濃度がアップ、意識が不明瞭になっていく。

そのソユーズでは帰還は無理だが、遠くに見える中国の宇宙船「チェンズー」まで行けとマットは言う。

操縦プロトコルはソユーズと同じ。

シュミレーターで操縦したことがあるが、墜落したとライアンは不安がる。それでも、ポジティブに捉え励ますマット。ライアンは、ソユーズで助けに行くと言うと「遠すぎるからもう無理だ。諦めることも学べ」と返す。

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かろうじて届く通信で、「女の子なのにライアンとは珍しい名前だ」とマットが言う。父は息子が欲しかったからと答える。

意識が朦朧とするなか、エアロックをはずし、ソユーズの中へ入ることに成功。部屋を空気で満たし、宇宙服を脱いでいく。

ソユーズ内を移動し、通信システムでマットにつなぐ。

話しかけても返事が返ってこない。「マルディグラの毛深い男の話はどうなったの?」と続ける。窓から外を見て「お願い応答して」とつぶやく。

気を取り直して、ヒューストンへの報告を行う。

「ミッションスペシャリスト、ライアン・ストーン。現在ISS船内。ミッションコマンダー、マット・コワルスキーとの交信は途絶。無線での応答なし。目視で確認できず。以上により、STS157の生存者は、私ライアン・ストーンのみです。」

船内に警報が鳴り響く。火災が発生した模様。

消化器で消火活動を行おうとするが、消化剤の噴射した勢いで飛ばされてしまった。船内の壁にぶつかり、一瞬意識が飛ぶ。

火災はどんどん激しくなっていく。ソユーズに逃げ込み、マニュアルを見ながら切り離し方法を探る。

切り離しまで4分。そこまで待てないので手動で切り離す。ISSでは激しい物音がしており、火災による破損が続いている模様。

破片が再飛来するまで7分。

パラシュートがISSに引っかかっており、その場から離れることが出来ない。翻弄されるソユーズ。逆噴射で衝突を回避したあと、宇宙服を来て船外へ。

鼻歌を歌いながら、パラシュートをはずそうとしているとき、破片が飛来してきた。

破片がISSにぶつかった衝撃で、ソユーズが激しく揺さぶられる。船外で必死に堪える博士。なんとかやり過ごし「宇宙なんて大嫌い」と悪態をつく。

船内に戻り、時計のタイマーを1時間半にセット。中国のステーションへと向かう。その距離、約100km。

返答のないヒューストンへ報告しながら、ずれた軌道を修正していく。

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ところがメインエンジンが始動しない。怒りマックスで、あたりを蹴りまくる博士。ヒューストンに話かけるが返答はない。

AM周波数で受信していると訴えていると、中国語で話しかけてくる誰かが。
ステーションのスタッフだと思い「メーデー」と叫ぶ。ところが背後で犬の鳴き声がしているので、地球の人物と交信していることに気づく。

博士の状況を知るよしもない相手の男性は笑いながら、犬の鳴き声を真似ている。博士も同じように犬の鳴き声を真似る。

今日死ぬとつぶやく博士、死ぬのは怖いと涙を流す。

赤ちゃんの声が聞こえてきた。男性は子守唄を歌っている。娘に歌ったことを思い出し、もうすぐあの子に会えるとつぶやく。

自ら死を選ぼうと決心し、操作パネルのノブを回すと、O2量が下がり警告音が鳴り始めた。

ライアンは、聞いているかどうかわからない男性に向かって「子守唄を歌い続けて」とささやき、目を閉じる。

そのとき、小窓をノックする音が。ふと目を向けると、マットが船内を覗き込んでいた。

小窓を開けて中に入ってくる。ヘッドカプセルをはずし「やったぞ!13時間11分だ。記録をぶち破った」と喜んでいる。

「どうやってここへ?」と訊ねると、「見つけたんだよ、予備のバッテリーをね。でもまさか、君が生きているとは思わなかった」と笑いかける。

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ウォッカを椅子の下から取り出し、一口飲む。

出発しようと言うマットに「無理よ、燃料がからっぽなの」。

何か方法があると、マットは諦めない。ネガティブな発言を繰り返すライアンに、「ここにいるか地球に帰るかどっちだ?」と聞く。

「逃げちゃダメだ、もっと旅を楽しめ!地球に帰るんだ!」

すべてをシャットダウンして再起動してみれば良いとマットがアドバイスする。

ライアンが彼に「どうやってここに来たの?」と尋ねたあと、警告音が鳴り響いているのに気づく。ふと我に返ると、隣にいたはずのマットはいない。

O2の量をあげる。

着陸も発射も同じだという、さっきのマットの言葉を繰り返す。

マニュアルを開き、逆噴射のエンジンの仕組みを利用することに気づいたマットを褒める。

モジュールを切り離す。

ライアンはマットに話しかける。

「1週間あなたの話しを聞いてあげたんだから、サラという名前の女の子に会ったら、「ママが赤い靴見つけた」って伝えてくれる?」と話しかける。

「片方なくして心配してたの。ベッドの下にあった。私の代わりに抱きしめて、こう言って。『サラはママの天使よ。ママの大切な自慢の娘』。ママは諦めない。サラを愛してる、心から愛してるって、ねぇ、伝えてくれる?」

スイッチオン。逆噴射成功、中国のステーションに向かってソユーズが動き始めた。

「もう諦めない」とつぶやき、消化器を抱え、船外に飛び出した。消化器の噴射を利用して、ステーションに近づいていく。

なんとかステーションにしがみつくことに成功。

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大気圏突入前に、エアロックを開けて中に入ることが出来た。散乱しているステーション内、警報が鳴り響いている中、宇宙船を探す。

ボタン類は中国語表記にとまどうが、ソユーズと同じボタン配置が救い。

「どれにしようかな、神様の言う通り。」とボタンを押す、

切り離しボタンを見つけ、準備が整った状態で大気圏へ突入。

「このミッションは嫌な予感がする」とマットの真似をして笑いながら、衝撃に備える。

「無事に生還して信じられない話しを聞かせるか、焼け死ぬか、2つにひとつしかない」と叫ぶ。

「結果がどうだろうと、これは最高の旅よ。」

機体が切り離され、回転しながら大気圏へ。手動で更に切り離しを行い、パラシュートが開く。

ヒューストンから通信が入る。「身元を照会したい」。

海へと着水。

通信装置からは、ラジオコマーシャルが混戦して流れている。

ドアを開けて外に出ようとするが、海水が流れ込んできてでることができない。沈んでいく。

脱出するが宇宙服が重くて浮き上がれない。なんとか脱ぎ捨てて海面へ浮かびあがり、空を見上げた。

岸にたどり着き、這い上がり、自然と笑みがこぼれてくる。

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あたりで鳥が鳴いている。

重力にあらがい、ふらふらながらも立ち上がり、大声で笑いながら、周りを見回し、一歩づつ歩き始めた。

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