ジャパニーズホラー

【着信アリ】携帯社会ならではの恐怖を描く

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着信アリ

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秋元康原作のホラー小説シリーズの映画化。さて、そのあらすじは・・・・

後輩の葬式の帰りの岡崎陽子(永田杏奈)の携帯電話に、陽子自身の携帯からの着信履歴と、「やだー、雨降ってきちゃった。。。きゃぁ~~~~~~~」と陽子の声で留守番メッセージが入っているのを確認した女子大生、中村由美(柴咲コウ)。

その後、陽子は死に、さらに自分のまわりの友人たちが次々と謎の死を遂げていく。

不審死が起きる前には、かならず「未来の日付で自分自身からの携帯からの着信」があり、着信日時が来ると死亡するという共通事項を見つけ出す由美。

そして、とうとう自分の携帯にも自分からの着信が・・・。由美は友人たちと同じように死を迎えることになるのか?というストーリー。

着信アリを見た感想

それにしても秋元康さんって、いろんな分野で仕事してますね~。

まぁ、企画立案だけして、小説自体はゴーストライターが書いているっていうパターンもあるんでしょうけどね。

でないと、とてもじゃないですけど一人ではこなせないような仕事量を抱えていることに対する説明がつかないように思います。

映画を見る側としては、そんな裏事情はどうでもよく、ようは作品が面白ければ文句はないんですけどね(笑)

この作品の監督は三池崇史さんで、個人的には、「ホラー作るのは上手だから、このジャンルだけやってればいいのに」と思ってしまいました。

いつもの笑えないギャグというか、おちゃらけシーンがなかったのが奏功してるのかもしれません。

着信アリのスタッフ

  • 監督 / 演出:三池崇史
  • 原作 / 脚本:秋元康 / 大良美波子

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着信アリの出演女優について

着信あり・柴咲コウ

当作品は、なかなかの美人女優を揃えていて、「ホラーなのに見ているとついついにやけてしまう」という、不思議な現象を引き起こされてしまいました。

主演の由美(柴咲コウ)を始め、その友人の小西なつみ(吹石一恵)、岡崎陽子(永田杏奈)、由美と事件を探る山下(堤真一)の妹、山下律子役の竹花梓さんなど、本当に粒ぞろいなんですよね。

事件に関する噂を由美たちに話す女子高生役はサエコさんだったんですけど、ほっぺたがパンパンで、非常に微妙なルックスだったのがちょっと残念でしたけどね。

ちなみに、死体で登場した土屋里奈役の伊藤かなさんは、バストトップをしっかり見せるヌードになっています。このヌードは必要なのかどうかはわかりませんが、ありがたく拝見させていただきました。

それから由美の入浴シーンもあって、「コウちゃんは、こうやって髪の毛を洗って、ドライヤーで乾かしてるんだな」と思うと、感慨深いものがありました(笑)

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着信アリ・事件のパターンとネタバレ

一連の事件には共通パターンがあります。

  • 死んでしまう人はみんな同じ着信音で自分の携帯から着信が入る
  • 着信履歴は未来の日付で、その日その時間に死ぬ
  • 即死ではない
  • 死体の口の中から赤い飴が出てくる
  • 予告時刻の1分後に死んだ人の携帯からどこかに電話がかけられる
  • 死んだ人の携帯アドレスに登録されている人から次のターゲットが選ばれる

そして作品内で死亡した人たちは下記の通り

岡崎陽子(永田杏奈)

4月16日21時44分に着信あり。
留守電に18日11時4分の伝言「やだー、雨降ってきちゃった。。。きゃぁ~~~~~~~」
陸橋のうえから通過する列車の上に投げ出されて死亡。

河合ケンジ(井田篤)

4月21日15時28分に着信あり。
留守電に「やっべ、完全に忘れてた」の伝言
学校の校舎のエレベーターに引き釣りこまれて落下して死亡。

小西なつみ(吹石一恵)

4月23日22時39分に着信あり。
メッセージは無いが、何者かが自分の後ろから忍び寄る画像が添付されていた。
噂を嗅ぎつけたテレビ局の特番生放送中に首をねじ切られて死亡。

その他、事件を探っている山下弘(堤真一)の妹、律子は火事で全身やけどを負って死亡しています。

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小物使いと物語の設定がすばらしい

着信あり

幼児虐待をベースにして、児童心理学や代理ミュンヒハウゼン症候群を織り交ぜ、胡散臭いテレビのオカルト番組を作り、霊能者の天道白水という人物を登場させたりして、なかなか凝った作りになっています。

由美が覗き穴を覗くことができないという設定も、過去のトラウマが原因でそのネタバラシもちゃんとしてくれて、伏線をはるだけはって回収しないというようなことはしてないのがいいんですよね!

また、喘息の吸引器の音や、くまのぬいぐるみ仕込まれたテープが着信音の大元だという設定などもうまくできています。

そしてこの着信音はナウシカの曲に影響されている感じがするんですよね。

あの、♪ラン ランララランランラン ラン ランララランっていう曲なんですけど、コワイ旋律にも聞こえるし、温かい旋律にも聞こえるという絶妙のメロディーに仕上がっていると思います。

電源を切っていても携帯に着信があるということ、女子高生の間でその話が噂になっていて、「自分の携帯番号を着信拒否するという防御策」があるということも、一般的に本当にありそうでコワイんですよね。

しかしながら、全くもって不要としか言いようがないシーンもあるんですよ。

例えば、律子の霊が現れて、山下に向かって「お兄ちゃん 人の数だけ空があるんだよ」って言う部分。これは完璧に要りません!事務所の圧力で竹花梓さんの登場シーンを無理やり作ったとしか思えなくて興ざめなんですよね。

竹花梓さんは2013年に亡くなってしまったので、これはこれで貴重なシーンといえるかもしれませんが、作品にとっては不要なシーンと言わざるを得ませんね。

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ここからさらにネタバレ

小西なつみ(吹石一恵)がテレビ局のスタジオで殺されたあと、こんどは由美の携帯に着信があり、「どうして・・・」というメッセージが残されていました。日付は24日19時13分。

ここからいよいよ佳境にはいっていくわけですが、事件解明のためのヒントがいろいろと出てきます。

  • 加賀美病院
  • 水沼マリエ・美々子・菜々子という親子の関係性
  • 菜々子のカバンから出てきたビデオテープ
  • 虐待の事実

これらのヒントがひとつづ繋がっていくわけですが、由美が事件解明の場所だと予想した、移転前の加賀美病院に到着したのが4月24日18時49分。着信にあった予告時間まで24分です。

ここから今までの事件には無かったいろんなことが起こりまくります。さすがメインのシーン(笑)

何故かホルマリン漬けの器をもたされたり、出口のドアに人の顔が浮き出たり、携帯の表示画面に「おまえの命 あと55秒」って出たり。

最終的に死ぬことは回避できて助かる由美なんですけど、正確に言うと助かってないんですよね。

矛盾していることを言っていますが、これは最後まで見れば意味が理解できます。

それにしても一番最後のシーンがこれまた不可解なんですよね。

着信あり

由美と山下の関係性に意味を持たせたいならもっと他の演出があったと思いますし、このラストだと、「多分こういうことなんだろうな」というイメージが湧きにくいものになってしまっています。

別に、全員に理解できる答えを出して終われとは思いませんが、「ちょっとよく意味がわからん」って思わせるラストはいかがなものかと思いますね。

由美の笑顔と後ろ手にもった包丁が、イマイチ何が言いたいか伝わってこなかったです。

そしてラストカットの青空。

律子の「お兄ちゃん 人の数だけ空があるんだよ」っていうセリフを思い起こさせたかったのかもしれませんが、抽象的すぎて意味不明です。

こういうのを芸術性と考える人もいるかもしれませんが、こういう内容のホラーでそんなもの本当に必要かっていうことを問いたいですね。

「saw」のような作品ならいざしらず、幽霊関係、怨念関係のホラーには抽象的な描写は不要で、もっとわかりやすくするのがベストだと個人的には思います。

芸術性を追求した映画を作りたいのであれば、この作品ではないでしょう。他でやってくださいよって感じですね~。

さて、いつもながらちょっと辛口になってしまいましたが、作品としては中だるみ感もなく、最後まで一気に楽しめました。

リング公開から知名度を上げたジャパニーズホラーとして、恥じない作品のひとつになっていると思います。

それに、柴咲コウちゃんをおもいっきり堪能できるということからも、自分の中では優秀作品のひとつに加わりました(笑)

願わくば、私もコウちゃんから口移しであめ玉を受け取りたいものです。

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