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【クレイジーズ】証拠隠滅のためにひとつの街を消滅させる政府のほうが怖い

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クレイジーズ

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ウイルスによる人間の凶暴化を描いた2010年のアメリカ映画。さて、そのあらすじは・・・

人口1260人の小さな農村、アイオワ州のオグデンマーシュにある「タイガーフィールド野球場」。

試合の途中に、銃をもった男性ローリー・ハミルが乱入してくる。観客席で試合を見ていた保安官デヴィッド・ダットン(ティモシー・オリファント)がそれを止めようとするが、ローリーが銃をこちらにむけたため、射殺してしまう。

銃をもって乱入してきたのは、ローリーが酔っ払っていたためだと判断したデヴィッドだが、彼だけでなく、農夫のビルの様子もおかしくなってしまう。

時を同じくして、禁猟期間に密猟を行っていたハンターたちが、沼地にある林でパラシュートと死後1週間のパイロットの死体を発見。さらにデヴィッドたちが沼の底に沈む航空機を見つける。。

沼地が飲料水の採水地になっていることから、デヴィッドと副保安官のラッセル・クランク(ジョー・アンダーソン)は水が怪しいと睨むのだが、異常事態の原因はとんでもないウイルスだった・・・というストーリー。1時間41分。

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クレイジーズを見た感想

クレイジーズ

この作品は、1973年のジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」のリメイクだということですが、非常にシンプルでわかりやすい作品になっています。

政府機関が極秘に開発していた細菌兵器。その輸送中に輸送機が墜落。そして、その事実を隠蔽するために町ごと消滅させてしまうという、アメリカ映画にありがちな、いつもの内容になっています。

特に目新しい内容もないですし、CGなどが多用されているわけでもなく、ただただアメリカの田舎町の風景が雄大で、「アメリカには、こういう街があちこちに存在するんだろうな」という感想が浮かんだだけ・・・というのが正直なところです。

そして、となり町まで何百マイルもあるでしょうから、そこで何が起きていても全くわからないということも、よくあるんだろうなとも。

殺人を犯して、その遺体を適当に埋めても見つかる可能性は限りなくゼロに感じますし、政府が町ごと消し去って証拠隠滅とをはかろうと考えるのも、なんとなくわかるような気がします。

アメリカ映画を見ていると、CIAなどは人の命をなんとも思っていないようなシーンが多く見られますからね。それがたとえ千人単位でも、ミサイルを撃ちこめば終わりという状況では、ゲームをプレイしているようなもので、現実味が感じられないせいもあるでしょう。

なんともはや、恐ろしい世の中です。

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クレイジーズのネタバレ

クレイジーズ

ネタバレと言っても、ほぼあらすじで書いた通りなので、ばらすものがもう残っていません(笑)

なので、あらすじをもう少し詳細にして書いてみたいと思います。

まず、輸送機が積んでいたのは、試作段階のラブドウイルス「プラクシー」というものでした。このウイルスは空気感染し、人間を凶暴化させる作用があります。

ただ、ちょっとおかしいなと思ったのが、このウイルスに侵された農夫のビルが、自分の妻と息子を家に閉じ込めて火を放ったあと、芝を刈り鼻歌を歌いながら、心ここにあらず・・・という態度だったんですが、後半に登場する感染者は、意識もはっきりして攻撃性も高かったので

「時間の経過とともに、ウイルスが変化したのか?」

とか

「感染者の元の性格によって、症状の出方が違うのか?」

とか思ってしまいました。バイオハザードで、動きが鈍かった感染者が、途中から改良を加えられてスピードアップした・・・みたいな?

このあたりの辻褄があっていないのは残念で、B級の邦画をみているようでしたね。

あと、ビルが妻と息子を閉じ込めて家に火を放つシーンの前段階で、

1:母屋から20~30メートル離れたところにある農機具倉庫で、トラクターが動き出す
2:驚いた妻のディアドラ・ファーナム(クリスティン・リン・スミス)が倉庫にビルを探しに行く
3:そこにはビルはいない。トラクターのエンジンを切るディアドラ
4:母屋から息子のニコラスの「ママ」と呼ぶ声
5:母屋に戻るディアドラ
6:ニコラスいわく「パパがナイフを持っている」
7:ディアドラとニコラスはクローゼットに隠れる
8:それを見つけるビルは、クローゼットにカギをかけふたりを閉じ込める

という流れなんですが、なぜわざわざビルはトラクターを動かしたのかがわかりません。

妻と息子を離れ離れにさせたかったのであれば、ディアドラが農機具倉庫に向かったときに息子を殺すことは出来たはずですし、逆に倉庫に潜んでいてディアドラから殺すということも出来たはずなんですよね。

ウイルスのせいで冷静な判断が出来ていなかったということなんでしょうか?

あと、この夫はビルなんですが、ディアドラは「ウィリアム」と呼んでいました。ビル・ウィリアム・ファーナムっていう名前って認識で合ってるんでしょうか?もしそれが正解だったとしても、メインキャストでない登場人物の呼び名がいくつもあるのは、紛らわしくて仕方ないのでやめてほしいですね。

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封じ込め作戦

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輸送機が墜落したことで、政府と軍は「封じ込め作戦」を実行するわけですが、まずはオグデンマーシュをネットが繋がらないようにして、さらに携帯も圏外にしてしまうんですね。

民間業者にどうやって説明して、ネットや携帯をつながらないようにさせたのか?とか、ものすごくツッコミたいんですけど、まぁそのへんは何らかの方法もあるんだろうなということで、スルーしておきます。

で、感染者と非感染者を分類するのに、体温をチェックするだけっていうのもなんだかな~と思いました。「アイアムレジェンド」に出てくるようなスキャナーくらい、軍も持っているでしょううから、せめてそれくらいは使ってほしかったですね。

感染者の血管が浮き出すという症状からも、おそらく体温が高くなるということなんでしょうけど、風邪ひきで高熱の人もいるだろうに・・・という感じです。

さらに、非感染者は腕にリストバンドを付けられて、35号線の非難エリアに連れて行かれるんですが、最終的にこの人達も軍に殺されることになるんですよね。

これって、完全に情報漏洩を防ぐためとしか思えないのですが、そこまでして守るべきトップシークレットなら、ラストシーンに関しては「軍のウイルス管理は杜撰すぎるだろ」と思わずにいられませんでしたね。

というのも、デヴィッドとジュディがなんとか軍の検問などをやり過ごして、ようやく辿り着いた隣街がアイオワ州シーダーラピッズ市だったんですけど、ここでも「封じ込め作戦」が実行されることになったからなんですよね。

オグデンマーシュには核ミサイルを落としましたから、おそらくこちらも同じ対策をとるんでしょう。

アメリカ国内で、数日の間に2発も核ミサイルを発射するなんて、一体誰が大統領なんだ?って話になるんですが、2010年の映画公開時には大統領はオバマで、オリジナル作品の1973年はリチャード・ニクソンだったんですよね。

どちらの大統領なら、こういう無茶をやりそうかな?なんて考えてしまいました。

そうそう!もうひとつツッコミどころがありました。

ローリーの妻ペギーが感染者で、彼女にナイフで手を刺されたデヴィッドが、自分の手ごとペギーの首にナイフを突き立てて殺すんですが、このときにペギーの首から流れ出る血が自分の手の傷から体内に入ったと思うんですよね。

空気感染するようなウイルスなのに、血液感染はしないっていうのは、ちょっと変なんじゃないでしょか???

ところで、全然作品の内容とは関係ないんですけど、ピアス郡保安官のデヴィッドと、ファミリー診療所の医師であるジュディが結婚した経緯っていうのに、ちょっと興味がありますね。

このふたりのラブストーリーもひとつ作れるんじゃないの?なんて思ってしまいました。その作品が出来た時は、ベッカ・ダーリング(ダニエル・パナベイカー)も絶対に出演させてほしいですね。この人は「ザ・ウォード/監禁病棟」にも出演していましたが、他の作品もいろいろ見てみたいので。

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