邦画

【キャシャーン】紀里谷和明の映像美を堪能できる作品

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キャシャーン

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原作はタツノコプロ製作のアニメ「新造人間キャシャーン」。紀里谷和明氏の初監督作品です。さて、そのあらすじは・・・・

50年にも及ぶ戦争のあと、大亜細亜連邦共和国はヨーロッパ連合に勝利し、ユーラシア大陸ほぼ全域を支配。ところが、その民族優位主義という人種差別政策によりテロが頻発することになる。

そして、世界では工場からの排煙や科学兵器などによる影響で公害病は全人口の6割を超え、人体の突然変異の発生率が異常な状況になる。その状態から人類を救い出すためには、どんな細胞にも変身できる細胞の源「新造細胞」しか方法がないと東博士(寺尾聰)が政府首脳らに説明する。

そんなとき、東博士の研究室に稲妻が落ち、培養液の中に保管していた検体に変化が起き、彼らが突然活動を始める。これを緊急事態だととらえた軍部はコード206を発令し、活動を始めた検体らを銃殺していくが、それから逃れた新造人間ブライキング・ボス(唐沢寿明)らは復習を決意する。

人間と新造人間の戦いは熾烈を極めるが、その状態をおさめるために選ばれたのが、東博士の息子で戦争で命を落とした東鉄也(伊勢谷友介)だった・・・というストーリー。2004年公開。2時間20分。

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キャシャーンを見た感想

キャシャーン

この映画が公開されるにあたって、いろんな広告宣伝がなされていたのですが、その当時は唐沢寿明さんがキャシャーン役なんだと勘違いしていました。

そして、子供の頃に見ていたアニメが実写映画化されるということで、その内容を思い出そうとしたのですが、まったく覚えてなかったんですよね。

あれだけ必死に見ていたアニメだし、主題歌は今でも歌えるし、「俺がやらねば誰がやる」っていうセリフも覚えているんですけどね~。かなり不思議な現象でした。

で、ですね。

この「キャシャーン」という映画で紀里谷和明監督がやりたかったことは、「バットマンビギンズ」でクリストファー・ノーラン監督がやったことと同じだと思うんですよ。

要するに、コミックとかアニメ原作の子供向け作品を映像化して、シリアスなヒューマンドラマに作り変えるということがやりたかったんでしょうね。「バットマン」のコンセプトを模倣したかったんじゃないかと。

しかしながら、あの世界観を作り出すにはテーマが重すぎたうえに、救いのない結末になってしまったところが残念で仕方ないですね。

哲学的だったり、宗教的だったりも日本国内では受け入れられにくい内容だったような気がします。過去から現在において、人類が犯してきた過ちを見つめなおさせたかったということもあるんでしょうけど、絶えず重苦しい雰囲気が流れていて、ハッピーな気分になる時間がまったくありませんでした。

この作品の仕上がり具合を見る限り、「紀里谷和明さんって、根暗で真面目なのかな?」とか思ってしまいましたね。

ただ、さすが映像作家さんだけあって、独特の映像美と世界観は楽しむことができました。そういう意味では蜷川実花さんの映画に近いかなと感じましたね。

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キャシャーンの出演女優

キャシャーン・麻生久美子

東鉄也の妻、ルナを演じた麻生久美子さんは、やっぱりかわいいですね~。特に公害病にかかってしまったあとの、カラコンを着用した状態は妖精のようでした。

もともとハーフ顔で、ローティーンの頃は超絶な美少女だったので、それも当然といえば当然なんですけどね

メイク関係のスタッフが優秀だったのか、東博士の妻ミドリ役の樋口可南子さんのメイクも、ナチュラルでありながら近未来的で、素晴らしくマッチしていました。

演出とかセリフとかはシックリ来ませんでしたが、無言で佇んでいる姿などは菩薩のように見えましたので、いっそのことそういう存在としてのキャスティングでもよかったんじゃないかなとか思います。

そして、邦画のSF作品で、これ以上違和感を感じさせない存在感の女優さんは、いまだかつていたのか?と思うくらい、バッチリだったのが、サグレー役の佐田真由美さんでした。

赤い髪、濃い目のメイク、体にフィットするボディスーツの似合い方、「人間のくせに」と吐き捨てるセリフ・・・すべてが完璧でした!

この映画は佐田真由美さんを見れただけで、その価値はあったんじゃないかと思ってしまったくらいですからね。

まぁ、出演女優さんに限らないんですけど、出演俳優さんのスキルの差がありすぎて、そのへんが残念だったということがあります。

例えば、唐沢寿明さんと及川光博(内藤薫)さんはすごく良い演技をしていたのですが、麻生久美子さんは幼児みたいな演技でしたし、西島秀俊(上条ミキオ)のセリフまわしもイマイチでしたね。

極めつけはアクボーン役の宮迫博之さん。お笑い芸人がこういう役をると、コントをやってるようにしか見えないんですよね。頑張って役に入り込めば入り込むほど、芸人の部分が見えてしまってダメでした。完全にキャストミスでしょう。

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キャシャーンのツッコミドコロとネタバレ

キャシャーン

  • 新造細胞は、「ips細胞」がアイディアの源泉になっているんだろうなと思っていたら、「ES細胞」を参考にしているとのことだった。
  • 培養液から歩いて出てきたブライキング・ボスの唐沢寿明さんが小栗旬さんにみえた。
  • 内藤はわざとブライキング・ボスたちを逃したフシがあるんですが、予測もつかない状況のなかで、自分がのし上がるための計画を一瞬で思いついたんでしょうか???
  • ロボット兵の大群が行進するシーンは、ヤッターマンのヤッターワンからミニミニロボットがでてきて行進する姿とかぶってしまった。
  • ブライキング・ボスは、小さな手の動きだけでロボット兵が好きなように動かせて便利
  • ボディアーマーを着ているキャシャーンより生身のブライキング・ボスのほうが強いっていう・・・
  • ブライキング・ボスたちが雪山でたどり着いた建物は、そこに過去に住んでいた住人がミイラ化するほど時間がたっているのに、ミドリを寝かしたベッドだけは新品のようなキレイさだった。
  • キャシャーンは刀で胸をさされているのに、素早く動けるのはなぜ?同じように刀に刺されたサグレーは死んだのに?新造人間でも体のタフさに違いがあるのか?
  • 瀕死の状態だった鉄也が、ブライキング・ボスから「母に会いたいか?」と問われたら、ケガしてないかのように普通に立って歩いた。
  • キャシャーンといえば、あのヘルメットなのに、棚に置いてあるのが写っただけだった。
  • ブライキング・ボスの巨大ロボットは「20世紀少年」のともだちが乗っているロボットみたいだった。しかも唐沢寿明さんが乗っているし(笑)
  • フレンダー(大きな黒い犬)が一瞬しか登場しなかった。
  • 東博士に銃で撃たれたルナが生き返るのはなんで?新造細胞が入り込むタイミングは無かったはず・・・。

まぁ、こんな感じで邦画にありがちな「詰めの甘さ」っていうのがいくつもあったわけですが、これに加えて精神世界を強く描きすぎて、もし子供たちが「アニメ原作の作品」ということがきっかけで見たとしても、全く楽しめないと思います。

というより、どの層なら楽しめた作品かと言われれば、それもよくわかりません。

とにかく、希望も何もないな~と思ってるところに、ラストシーンで鉄也とルナが自爆ですからね。

キャシャーン

「あの世しか心やすらぐ場所はない」って言ってるみたいなものですから、これは本当に救いようがない結末でした。

「キャシャーン=守り神」という設定であるなら、せめてもう少しなんとかできなかったのかなと思いましたね。

内容は真っ暗ですが、映像の世界観とかは楽しめるので、そういう意識で見るとオッケーかなという気がしました。

GLAYのHISASHIとTAKUROもチョイ役で出演していたので、それを見つける楽しみもあるということで、まとめておきます(笑)

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