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【ブローン・アパート】1人の女性の後悔と傷心と立ち直りを描くヒューマンドラマ

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ブローン・アパート

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クリス・クリーヴの小説「息子を奪ったあなたへ」が原作の2008年のイギリス映画。さて、そのあらすじは・・・

爆弾処理班の夫、レニーと4歳の男の子を持つ女性はロンドンの公営団地に住んでいる。

夫の関係は冷めたものになっていて、ある夜、子供が寝静まったタイミングでパブにでかけ、そこで全国紙「ザ・エクスプレス」の記者、ユアンマクレガー演じるジャスパー・ブラックに声をかけられる。

2度めの逢瀬を重ねているとき、夫と息子が出かけたサッカーの試合が行われているスタジアムが爆破テロにあい・・・・というストーリー。

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ブローン・アパートを見た感想

浮気とテロと警察への不信、宗教はアーセナルフットボールクラブというロンドンっ子の生き方、失ったものの大きさ、そして新しい生命の誕生、傷ついた心に立ち向かい乗り越えていく勇気。

そういったものが凝縮された作品です。

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ブローン・アパートの主演女優

ブローン・アパート/ミッシェル・ウィリアムズ

主人公は、爆弾処理班の夫、レニーの妻。

演じているのはミシェル・ウィリアムズなんですが、役名がついていないんですよね。

こういうパターンも珍しいと思うのですが、物語の特性を表現するには良い方法だったのかもしれません。

多くの名も無き女性がテロによって家族を失っている・・・それをシャロン・マグアイア監督が伝えたかったのだったとしたら、大いに成功していると言えるでしょう。

それにしてもミシェル・ウィリアムズは非常にキュートでした。4歳の子供を持つ母親としては幼すぎるような気もしましたが、早くして結婚していれば十分考えられる年齢に見えるので、問題ないですね。

ちょっとベッキーに似てて、しょこたんもかなりはいっていて、いわゆるイギリスのかわいい女の子というルックスでした。胸元が開いた部屋着もいやらしさがないですし、美脚ですしね。

そして、ユアンマクレガーとのベッドシーンも非常にセクシーでした。

夫と子供のいない間に、自宅にあげて、自分から服を脱ぐ姿。

ブラをはずす、パンツを脱ぐ、靴を脱ぐ、でもスカートだけはいている状態でソファの上で抱き合うシーンは、そこだけ一気に妖艶な女性に変化したようで、女性の持つ多くの表情のひとつを垣間見たような気になりました。

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ブローン・アパートのネタバレ

ブローン・アパート

レニーの妻が、ジャスパーと自宅で体を重ねているとき、テレビからは夫と息子が試合観戦に出かけている「アーセナル対チェルシー」の試合が流れていて、ふたりがまさに上り詰めようとしているときに、スタジアムが爆破され、テレビ中継も中断されてしまいます。

そして、あわててスタジアムに向かうジャスパーとレニーの妻。

レニーの妻は警備員らの制止を振りきって、息子(シドニー・ジョンストン)を探しにスタジアム内部に入り込み、そこで2次災害にあって病院にはこばれてしまうのです。

自分の浮気中に夫と息子が死んでしまったという事実は、「神様が罰を与えた」と捉えるのに十分だと思います。

精神的におかしくなっても仕方ないですし、自分を責めてしまうのも仕方ないことだと思います。

入院しているレニーの妻に、彼女の息子がいつも持っていたミスターラビットという名のうさぎのぬいぐるみをもってくるジャスパー。テロの爆発でボロボロになったうさぎのミスターラビットを息子だと思い、絶えずそばにおいているレニーの妻の姿は、痛々しく悲しみを誘いましたね。

ジャスパーはゴシップ専門の記者なのですが、当日の録画ビデオをチェックし、犯人のひとりと思われる男がいるのを発見します。そしてそれを警察が発表していないことに疑いを持ち、テロについて調べはじめるのです。

そして、「犯人はゴルバニ」ということを警察が発表しないのは、2002年のモハンマド・アフマド事件でゴルバニを容疑者と断定していたにもかかわらず逮捕できず、それが今回のテロを引き起こしたことを知られたくないのだ・・・ということを突き止めます。

一方、テロ対策本部長のテレンスブッチャー(マシュー・マクファディン)はレニーの妻に恋心を抱いており、その傷心を慰めたいといって近づきます。

レニーの妻は、幸せなことも考える時間がほしいと、テレンスの誘いをうけ、以前息子ときたことのある思い出の海、キャンバーサンズにやってきます。

ブローン・アパート
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そこで、ジャスパーから教えられた情報、「スタジアム座席表にテレンスの名前があった」ということを、本当かどうかテレンスに問い詰めるのです。

あの日のゲームのチケットをとっていながら、スタジアムに足を運ばなかったテレンスに、

「テロが起きるのを知っていたの?」

と質問したレニーの妻。テレンスは、

  • 「警察の予測では、テロ犯はひとりで被害予想は50人以下だったが、実際は予想と大きく違っていた。」
  • 「どこのスタジアムかはわからなかった。」
  • 「警察が動くとテロの計画を変更されるから動けなかった」

という言い訳をします。でもレニーの妻は「知っていて世間に知らせなかった。そのせいで4歳の息子は死んだ」となじるのです。

テレンスをおいて自宅に戻るレニーの妻。バスタブにつかっているときに、リビングから息子の声が。

幻覚を見るレニーの妻は、しばらくの間、息子のふたりで暮らして元通りの生活になった幻想の中で暮らします。でも、あるときに本当は息子がそこにいないことに気づくのです。

絶望の中でも希望というのはあるもので、レニーの妻のお腹は少しづつ大きくなっていき、そして、おそらくジャスパーとの間にできた赤ちゃんを産みます。

このシーンのおかげで、すべて失ったかに思えたレニーの妻も、新しい命の誕生によってきっと救われるんだろうなという、前向きな気持になって見終わることができました。ただ、息子が帰ってきたと勘違いしていたときに着ていたワンピースのおなかのふくらみが、あまりにも自然だったので

「まさか、ミッシェルは本当に妊娠してるんじゃあ??」

と思ってしまいました。詳細は調べていなのですが、薄い生地のワンピースに透けて見えるお腹は、何か詰め物をして大きく見せているようには見えなかったので、未だに謎です。

この作品で描かれた自爆テロは、5月1日に起きたので、メーデー事件と名付けられていますが、1003人の被害者がでたということです。

そして、爆破されたスタジアムは再建されつつあるが、その工事中の壁にかかった横断幕には

「rebuilding our lives~我らの人生を再建中~」

という文字が。

ラストシーンでレニーの妻が新しい命を生んだことは、まさにこの横断幕の言葉そのものを体現していると思うのです。

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