邦画

【アヒルと鴨のコインロッカー】なかなか出てこないコインロッカー

投稿日:

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

伊坂幸太郎原作の小説を映画化した当作品。さて、そのあらすじは・・・・

青葉学院大学に入学して仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、アパートの廊下で、ボブディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら引っ越しのダンボールを片付けていた。そこに声をかけてきたのが、隣の部屋に住む河崎(瑛太)だった。

河崎は椎名を自分の部屋に予備、隣の隣の部屋に住むブータン人キンレィ・ドルジが「アヒルと鴨の違いを知りたがっている」から、それを調べれるように、本屋で広辞苑を盗むから付き合え・・・と椎名を誘う。はじめは断る椎名だが、何故かそれに付き合ってしまう。

そこから河崎を取り巻く人達の過去がすこしづつ暴かれて行くのだが、実は河崎と名乗ったその男は河崎ではなく・・・というストーリー。1時間50分。

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

アヒルと鴨のコインロッカーを見た感想

アヒルと鴨のコインロッカー
この作品のキーになっているのは、ボブディランの名曲「風に吹かれて」です。

この曲が河崎と椎名を結びつけ、さらに河崎の過去や付き合っていた彼女のエピソードの核になっているんですね。

この作品を見ていくと、中身は全く違うのですが、どことなく東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」の構成に似ているなと感じました。

まぁ、「同じことを別の人が繰り返す」・・・その一点だけなんですけどね。

アヒルと鴨については、途中でそのキーワードが登場するんですが、コインロッカーがなかなか出てきません。

最後の最後に「あぁ、そういうことか!」という感じでコインロッカーが登場しますので、最後まで楽しみにしておいてください。

この作品では、ブータン人の物事の捉えかたとか、ちょっとした風習なども知ることができて、「世界一生活満足度の高い国の人たち」の一部を垣間見ることが出来ますよ。

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

チョイ役が多い、贅沢なキャスティング

アヒルと鴨のコインロッカー・平田薫

有名どころの俳優さんを、贅沢なまでにチョイ役で出演させているのがすごいんですよね。

椎名の父親がなぎら健壱さん、母親がキムラ緑子さん。

椎名の大学の同級生で、「生まれながらの走り屋」の異名をとる免許取得中の岡田将生さん。

ブックスなにわ塩釜店の店員を演じた平田薫さん。河崎の彼女で犬を欲しがっていた野村恵里さん。

みんな、ほんのちょっとだけの出演です。

個人的には平田薫さんの仙台弁がめちゃくちゃかわいかったので、短い出演でも大満足でした(笑)

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

アヒルと鴨のコインロッカーのネタバレ

ドルジの彼女の琴美(関めぐみ)、琴美の元カレ河崎の3人におこった過去の出来事と、その詳細を知っている琴美が働いていたペットショップの店長の麗子。

ここに椎名が加わって行くわけなんですが、そこに琴美はもういません。

そして、椎名がドルジだと河崎に教えられたのは、実は山形出身の日本人の大学生で、河崎だと名乗った人物こそがドルジだったんですよね。

なぜ、こんなややこしいことになっているのかというと、その原因になったのは2年前のペット惨殺事件なんです。

ペット惨殺事件の犯人を見た琴美とドルジは、犯人たちに追いかけられ、逃げるときにコケた琴美はバスの定期券を落とし、それに気づかず立ち去ってしまいます。その定期券は犯人たちの手に渡り、琴美の捨て台詞、

「あんたたちのことは警察に言ってやるから」

という言葉のせいで、犯人たちは定期券から住所を割り出し、琴美の帰宅途中を襲うことになるのです。

琴美は自分がペットショップの店員ということで、動物虐待犯人を許せないという気持ちはわかりますが、犯人たちは3人、琴美はドルジとふたりだけという明らかに不利な状況で、しかも相手は動物を殺す道具を持っていることを考えれば、不要な言葉だったと言わざるを得ません。

琴美の正義感の強さがアダになったわけですが、それでも信念を貫いた琴美には後悔はなかったのかもしれませんね。

犯人のリーダー江尻を演じたハローバイバイの関さんは、本当に変質者っぽい雰囲気で、非常にすばらしい演技を見せてくれました。

アヒルと鴨のコインロッカー・ハローバイバイ関
アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

見ているだけで、「こいつ、むかつくな」と思わせる雰囲気を醸し出していて、キャスティングがバッチリ成功したと言えるでしょう。

「あんなやつら、鳥葬にしちゃえばいい」という琴美の言葉が、最後の種明かしのシーンにつながるわけですが、心優しいブータン人は、その優しさゆえに残虐にもなれるということなんでしょうか。

自分の愛する人を殺した江尻に対して、生きながらえさせるために毎晩食事を運ぶドルジは、最終的に江尻をどうしたかったんでしょう?

「死なせないように」ととるほうが正しいのか、「苦しみや恐怖を長引かせるために」ととるほうが正しいのか・・・・それは、ドルジにしかわからないことなんですね。

ちなみに、本物の河崎を演じていたのは松田龍平さんなんですが、この人の持つ雰囲気というのは、やっぱりすごいですね。

オーラというか、そういうものが圧倒的すぎて、只者じゃない感をビシビシ感じることができます。

弟の松田翔太さんはそんなにすごい役者だと思ったことはないですが、龍平さんはすごいですね。

この作品の河崎がマッチしていたかどうかはわかりませんが、存在感だけはハンパなかったので、結果的にオーライということで良いと思います。

内容的にはサスペンスになるのか、何のジャンルになるのかわかりませんが、シンプルでありながらよく練られた構成で楽しめました。

やはり原作がしっかりした作品は、ポイントを外さずに映画化すると面白い作品に仕上がるということなんでしょうね。

アヒルと鴨のコインロッカーをhuluで見る

2週間無料で楽しめる!↓↓↓お試しはバナーをクリック!↓↓↓

[紹介している作品に関しては、現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式サイトにてご確認ください。]

-邦画
-, , ,

Copyright© 海外ドラマと映画 ネタバレとレビュー , 2020 All Rights Reserved.